一昨日から、「箱」の話をしています。
なかなか分かりづらい話だと
思います。
私も、腹落ちするのに、
時間がかかりました。
ただ、いったん、分かってしまうと
非常に、便利な概念だと思います。
「箱」に入る
自分を正当化するという
意味です。
自分は間違っていない
そう思い込むことです。
どういう場面で、
こうなるのでしょうか?
それは、
やったほうが良いことが
分かっていても、やらない時です。
電車で老人に席を譲る
電車のホームでうずくまって
いる人に声をかける
家の流し台にある食器を洗う
やろうと思えば、できること
やったほうがよいと分かっていること
やろうと思うんだけどやらない・・・
これは、自分を裏切っています。
裏切ることはよくないことは
分かっているので、
自分を正当化します。
自分は疲れている
時間がない
やったら、やったで、
やり方が悪いと文句を言われる
もっともらしい理由を並べて
やらなくてもよい状況を
作り出します。
周りから何を言われても、
説明できる状況を作り出す。
こうなると、
周りから何を言っても
はね返らせてしまいます。
これが「箱に入る」ということです。
こんな人が職場にたくさんいたら
どうなるでしょう・・・
何をするにも、
ちゃんと説明しないとやらない・・・
仕事を頼むのに説得が必要になる・・・
何をするにも、まず否定から入る・・・
これでは、仕事がスムーズに
すすみません。
世の中は、信頼で回っています。
飛行機に乗るのも、安全が保障されて
いるから乗ることができます。
自分で飛行機が整備して、
安全を確認することもしないし、
飛行機を整備できるだけの
知識と経験を得ようともしません。
安全なものとして、
信じて飛行機に乗ります。
つまり、信頼しているからこそ
世の中が回っているのです。
しかし、「箱」に入っていると、
相手を信頼しないので、
効率が悪くなります。
頼めばよいことを
頼めなかったり・・・
代わりにやってあげられる
ことをしなかったり・・・
報告すべきことを
しなかったり・・・
「箱」に入ると、
普通にできることが
できなくなります。
これが「箱」に入る影響力です。
もったいないと思うんですけど、
箱の中にいるのは、なぜでしょうか?
実は・・・
楽なんです。
現状を変えなくてもよいので・・・
講師の佐藤真一さんがこう言っていました。
「箱」に入るのが悪いわけでも、
「箱」から出られるのが
すごいことでもなく、
「箱」の本当のすごいところは、
その両面、
いいところも悪いところもすべて自分だし、
相手も同じなんだって思えるところ。
そんな人間臭いところだと思っています。
その通りだと思います。
出たくない箱
人には、そんな箱、
1つや2つあっていいと思います。
合理的に考えられないのも
人間ですから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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