私にはナットを緩めることしかできません。

お客様の会社で
社員面談をしています。

 

社長さんと社員さんの
すれ違いを調整するためです。

 

人間関係が
うまくいっていないのは、
お互いが思っていることが
通じていないからだと思うのです。

 

いつもブログに書いている
ルービックキューブの話です。

 

人間はどう頑張っても
6面のうち、3面しか見ることが
できません。

 

そうなったときに、
他の面がどうなっているのか?
を伝えてあげることが、
私の役割だと思っています。

 

だいたい社員さんと話をすると
社員さんは感情的になります。

 

なぜなら、
自分はやっていると思うからです。

 

自分はちゃんとやっているのに
どうして言われないといけないんだ!
となります。

 

私は、
社員さんがちゃんとやっていない
なんて話はしていません。

 

別の面があるんじゃないですか?
という問いかけをしているだけです。

 

社員さんが感情的になるのを
受け止めながら、お話をしていきます。

 

すると、ある時点で、
社員さんが見ていない面に
気が付きます。

 

あ~そういうことなんですか?

 

急に全体が見え始めます。

 

社長さんがやっていることが
理解できるようになり、
私が言っていることも
理解できるようになります。

 

ここまでくれば、しめたものです。

 

あとは、社員さんが
勝手にやるべきことを考えだします。

 

その時に、
こんな風に言われることが多いです。

 

こういうことは、
瀧田さんが言うのではなくて、
社長から直接言って欲しかった!

 

その通りだと思います。

 

ただ、感情的になっている相手に
こちらも感情的にならずに話をするって
まーまー難しいのです。

 

だから、
最後は、社長さんと社員さんで
直接話をしてもらうように
お願いをしています。

 

イメージでいうと、
私が固く締まっているナットを
緩めるイメージです。

 

しかし、
私ができるのは、
緩めるところまでです。

 

最後は、
本人同士でナットを外して
もらうしかありません。

 

人って、いったん、
相手のことを悪く見ると
悪いようにしか見えなくなります。

 

こうなってくると、
自己強化のループが働きます。

 

やればやるほど、
悪い方向にしか行きません。

 

自分の力では
どうしようもなくなります。

 

そういう時は、
第三者に入ってもらって、
お互いが見えなくなっていることを
見えるようにすることが
大事だと思います。

 

だから、なんでもかんでも、
直接、話し合えばよい!
というわけではないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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このまま話せば、面談ができるようになります。

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【目次】
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第2章 新しい時代のマネジメント
第3章 社員が辞めなくなる面談のやり方
第4章 面談シートの使い方
第5章 最後に
付録:面談シート(PDF)

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