昨日、出張で新幹線に乗りました。
どうしても、先日の新幹線での
痛ましい事件が頭をよぎります。
こういう事件が起きると
新幹線にも飛行機のように荷物検査が
必要ではないか?
という議論が上がります。
しかし、飛行機のように
荷物検査をしようと思うと
時間とスペースが必要になります。
飛行機の場合は、
30分前には空港に着いていないと
いけないし、
それだけの人が待機できる
場所が必要です。
だから、
新幹線で荷物検査をするのは、
現実的ではありません。
このように、
人を信頼できないが故に
無駄なことをしなければ
ならなくなることを
「取引コスト」と言います。
世の中には、
「取引コスト」が
いたるところにあります。
信頼関係のない上司と部下では
「取引コスト」が高くなります。
お互い、信頼していないので、
確認事項が多くなります。
つまり、効率が悪くなります。
解決策としては、
上司は任せ切ることをし、
部下は任せてもらえるように
スキルを上げることです。
つまり、信頼関係を上げて、
「取引コスト」を下げます。
最近、良く言われている
働き方改革も、
働く場所を自由にしたり、
働く時間も自由にしているのは、
信頼関係を上げて、
「取引コスト」を下げようと
しているのです。
そう考えた時に、
働き改革で、まず最初に取り組む
べきことは、制度づくりではなく、
信頼関係を上げることです。
信頼関係を上げないで、
制度だけを先につくると、
その制度を運用するための
コストがかかります。
漏れをなくすために、
チェックリストを作ったのに
そのチェックリストを使っているか?
を確認するためのチェックリストが
必要になるみたいな・・・
まずは、人を信頼するという
ところから始めないと、
効率は上がらないのです。
そう意味で、
私が人事制度を作る時に、
制度づくりに入る前に、
効き脳研修をやって、
人と人の違いを理解してもらうのは、
そのためです。
お互い言っていることは違うけど、
それは思考の違いであって、
目指している方向は同じだよね!
という信頼関係を構築してから
人事制度を作らないと
上手くいかないのです。
組織の成果を上げるには
人→しくみ→関係性
をループのように回していくことが
必要だと言っているのも同じ話です。
同じ組織にいる人を
信じられるようにすることが
成果を上げることになるのです。
史上初の米朝首脳会談で、
世界は「取引コスト」を
下げられたのでしょうか?
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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