限定合理性の乗り越え方

今夜、パラリンピックが開幕します。

 

第1回パラリンピックは、
1968年11月8日、
東京五輪の直後に行われました。

 

つまり、57年ぶりに、
東京にパラリンピックが
戻ってきたことになります。

 

そういう意味で、
どうしても開催したい気持ちは
分かるような気がします。

 

私は、
2020東京五輪が開催されるときに
五輪よりパラリンピックの方が、
日本にとって大事だと思いました。

 

平昌冬季パラリンピックの時に
こんなブログを書いていました。

なぜ、日本だけパラリンピックが盛り上がっているのか?

 

このころは、イラストが入っていて、
丁寧ですね!(笑)

 

いずれにしても、
パラリンピックのための
東京都は相当の準備をしてきたことが
間違いありません。

 

そんな中、学校観戦の問題が
出てきています。

 

小池知事は、どうしても、
子供たちに競技場で観戦をさせたい
ようです。

 

昨日のネット記事によると、
観戦する子供たち全員にPCR検査を
実施するそうです。

 

こんなことをしたら、
無症状の子供たちが出てくるし、
濃厚接触者の範囲も広がり、
パニックになるように思うのですが・・・

 

小池知事が、
ここまで、学校観戦にこだわるには、
何か理由があるはずです。

 

いつもブログに書いていますが、
ルービックキューブを見た時に
人は最大3面しか見ることができません。

 

ということは、
見えない面が3面あるということです。

 

人は、見えている面でしか
物事の判断ができない・・・

 

このことを「限定合理性」と言います。

 

人は合理的に判断しているつもりでも
限定的にでしかないということです。

 

だから、判断する時は、
慎重にならなければならないのです。

 

そこで、今回の学校観戦の問題です。

 

もし、私が限定合理性に
とらわれているとしたら、
何が見えていないのでしょうか?

 

こういう時は、時間軸を動かします。

 

時間軸を動かすというのは、
過去から今の問題を見てみたり
将来から今の問題を見たりします。

 

そうすると、視座が変わるので、
見えない面が見えてきます。

 

例えば、
将来から今の問題を考えると
どうでしょうか?

 

学校観戦した子供たちが、
10年後、20年後、
パラリンピックのことを
どのように思い出すでしょうか?

 

コロナ禍の中で、
いろいろな制限がある中で、
真新しい競技場で
観戦した記憶は深く残ると思います。

 

この経験が、
彼ら彼女らの人生を変えるかも
しれません。

 

子供たちの将来は無限大です。

 

まだ、何者にもなれます。

 

そう考えると、
小池知事が学校観戦にこだわる
気持ちも分からなくはありません。

 

このように、時間軸をずらすと、
物事の見えなかった面が見えてきます。

 

これは職場でも同じで、
上司でも、部下でも、
何を言っているのか?分からない時に
感情的になるのではなくて、
時間軸を動かしてみるとよいと思います。

 

時間軸を動かす

 

それが限定合理性を乗り越える
解決方法の一つです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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