先日、社員面談をしている時に
こう言われました。
「私、上司に嫌われています」
おっと、これは危険信号です。
慎重に話を聞いてみました。
すると・・・
「仕事を教えてくれない」
ということのようです。
どうして、
仕事を教えてくれないことが、
嫌われていることになるのか?
がわかりません・・・
もう少し、話を聞いてみると、
「ちゃんと仕事を教えてくれないのに、
注意をするなんてヒドイ!」
ということでした。
なるほど・・・
彼にとっては、
「上司が自分のことを嫌っているから
仕事を教えてくれない」
と思っているようです。
他の会社の社長さんからも
聞いたことがありますが、
若者と面談をする時に
「ちゃんと仕事を教えてくれますか?」
とよく聞かれそうです。
ちゃんと教えて欲しい
これは、一体、
何を言っているのでしょうか?
ようは、手っ取り早く、
「どうすればうまくいくか?」
を知りたいのです。
仕事の面白さとか奥深さなんて
関係ないのです。
「自分で考えてできるようになるのが
仕事の面白さじゃないか!」
「簡単に教えてしまったら、
仕事の醍醐味がなくなってしまう
ではないか!」
これ、OUTです。
仕事を教えないのは若者にとっては、
単なる意地悪です。
答えが分かっていたら、早く教えてよ!
というのが、今の若者です。
これは、分かりませんが、私は、
グーグルの存在が大きいのではないか?
と思います。
ググれば、たいていのことは
分かります。
下手に考えているより
ググったほうが早いし、
成果が上がります。
特に、答えが1つしかない
学校の勉強なら、なおさらです。
今や、電子辞書なんて当たり前です。
昔みたいに辞書なんてひきません。
ピッピッピで訳語が出て来ます。
そういう、学習スタイルの人が、
職場に入ってきているのです。
そして、そういう人たちが、
今後、職場に増えていきます。
グーグルのように、
パッと答えの出せない上司は
ダメ上司と言われます。
ダメ上司の元では、
すぐに辞めていきます。
では、どうすればよいのか?
ちゃんと教えてあげれば
よいのです。
ちゃんと教えるには、
行動を細分化することが必要です。
例えば、
「お客様に喜ばれるサービスをしよう!」
これでは、若者はどうしてよいか?
わかりません。
まずは、お客様が喜ばれることが何か?
から、教えていく必要があります。
それが、もし、
「お客様に声をかける」
ということであったとしたら、
どのようなタイミングで、
何を言うかまで
決める必要があります。
それも、いくつもパターンが
あったら、覚えられません。
どれだけ、シンプルにするのか?
それが大事です。
だとすると、例えば、
「天気のことを話す」と決めればいいのです。
「今日はいい天気で気持ちいいですね」
「雨がすごかったですね」
「天気予報が外れてしましたね~」
とか、セリフまで決めておくことです。
こんなの当たり前じゃないか!
と言っているうちは、
「ちゃんと教えてくれない!」と
言われてしまいます。
何度聞かれても、何度でも教える。
目的は、できるようになることです。
できるようになるために必要なことは
「続ける」ことです。
続けるのは本人です。
周りは、続けられる環境を作って、
見守っていくしかありません。
そういう意味では「根気よく待つ!」
これが、ちゃんと教えることだと
思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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