成功事例は役に立たない

WEBを見ていると
有名な企業な経営者の方が
自社の成功事例を話すセミナー
の広告が表示されます。

 

一流のコピーライターが書いている
のだと思います。

 

キャッチコピーを見ているだけで、
なんか会社が良くなりそうな気がします。

 

そういうセミナーを聞いて
うちの会社でもやりたい!みたいな
相談を受けることがあります。

 

自社に他社の「しくみ」を取りれるのは
悪いことではないと思います。

 

中小企業の弱みは、
「しくみ」がないことなので、
上手くいっている会社の「しくみ」を
取り入れることは良いことだと思います。

 

ただ、その時に、考えて欲しいのは、
「しくみ」だけ取り入れることはできない
ということです。

 

当たり前の話なんですが、
「しくみ」を実行するのは「人」です。

 

他社の「しくみ」を取りれようとするなら、
他社と同じレベルの「人」がいないと、
その「しくみ」は上手く機能しません。

 

だから、
「しくみ」を取り入れるのであれば、
同時に「人」も育てないといけない
ということになります。

 

「しくみ」は、すぐに、
取り入れることができますが、
「人」はすぐには育ちません。

 

だから、
「しくみ」を取り入れながら
同時に「人」を育てていく
必要があります。

 

「しくみ」を入れるから
「人」が育つのか?

 

「人」が育つから
「しくみ」が入れられるのか?

 

卵か先か?ニワトリが先か?
という議論と同じですが、
結局、両方をやらないといけません。

 

大事なことは、
「人」が育つには時間がかかる
ということです。

 

「人」はやりながらでないと
できるようにならないので、
まずは、その会社で、
できるレベルの「しくみ」を
動かすことが大事です。

 

開き直った言い方をすると
できることしかできないのです。

 

組織のレベルを育てる時に
できそうなことをやってもらいながら、
そのできそうなことのレベルを
上げていくことが
大事になってきます。

 

そういう意味では、
今やっていることができないようでは
レベルは上げられないのです。

 

しかし、焦っても仕方がないので
できることを積み上げて
いくしかありません。

 

だから、時間軸をもって、
できることとできないことのギャップを
埋めていくことが大事です。

 

そのギャップを
一気に埋めようとすると
ついて来れない人が出てきて
「人」を失います。

 

戦略も戦術も
結局は「人」に縛られます。

 

「人」をちゃんと見ていないと
戦略や戦術の選択が正しくできない
と思うのです。

 

新しいことをするなら、
「人」を育ている覚悟がないと
新しいことは実現できないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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