強みを知って強みを伸ばす

昨日は、石見さんから
チームビルディングを
学んでいる仲間で集まって、
勉強会でした。

 

事例研究として、NHKのDVD
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
ラグビー日本代表の監督
エディ・ジョーンズの仕事
をみんなで観ました。

https://goo.gl/UiX4te

 

2015年のラグビーワールドカップで、
強豪・南アフリカを相手に
歴史的な勝利をおさめた日本代表。

 

その日本代表の監督である
エディ・ジョーンズの組織作りを
密着取材で明らかにした
ドキュメンタリーです。

 

体格で劣る日本はラグビーでは不利です。

 

ボクシングでいうと、
常に上の階級の相手と
戦っているようなものだと言います。

 

 

そんな中で、
エディがどんなコンセプトで
チームを作ったのか?

 

「強みを知り、強みを伸ばす」です。

 

エディが目をつけた日本の強みは、
どんな練習にも耐え、
向上心を持ち続けているところ

 

他の代表チームなら
逃げ出すような練習でも
黙々とこなします。

 

練習への熱意は間違いなく
世界一だそうです。

 

エディが目指したのは、
日本人しかできない過酷な練習
に裏打ちされた世界一タフなチーム

 

 

DVDの中では、
2014年のはグルジア戦での
エピソードが紹介されていました。

 

体格で勝るグルジアに圧倒されて
15点差まで差を付けられます。

 

今までのチームであれば、
このまま一方的にやられていた
でしょう…

 

しかし、
後半から日本らしさを
取り戻します。

 

過酷な練習で身に付けた
連続攻撃です。

 

一度崩されても、
陣形を整えて、素早くしつこく
何度も何度も攻め続けました。

 

懸命に追い上げた結果、
日本24:グルジア35

 

惜しくも
負けてしまいましたが
選手の成長を実感できる試合でした。

 

この後のワールドカップで
南アフリカを相手に歴史的な勝利に
収めることになります…

 

 

エディがやったことは、
やみくもに厳しい練習を課すのではなく
日本の強みを活かして勝てるとしたら
どのように戦えば良いのか?
を徹底的に考えたことだと思います。

 

なぜ、勝てないか?ではなく、
どうしたら勝てるのか?

 

この考え方の違いは、
大した違いに見えないかもしれませんが
実は大きく違います。

 

なぜ、勝てないのか?は、
原因追及のアプローチです。

 

勝てない原因はいくつも出てきます。

 

全ての原因を解決しようとすると、
途方もない時間がかかります。

 

 

それに対して、
どうしたら勝てるのか?は、
可能性のアプローチです。

 

エディーが考えた
日本が世界の強豪と渡り合う方法は、
しつこく食い下がるしかなかった
のだと思います。

 

しつこく食い下がるためには
過酷な練習が必要でした。

 

エディは、
日本の勤勉さという「強み」を
過酷な練習に活かして、
勝てるチームを作り上げました。

 

これが、
「強みを知り、強みを伸ばす」です。

 

 

DVDの最後で、
エディーは、プロフェッショナル
をこう定義しています。

 

「何事も常に
しっかりとやろうとしている人。
どこであろうと何をしていようと、
自分の仕事はできるだけ完璧に
やろうとしている人」

 

どんな状況に置かれても、
最終的にはゴールを目指す!

 

そのためには、
「強み」を知り、「強み」を活かして、
常に可能性を探す・・・

 

困難な状況になればなるほど、
「強み」しか残っていないと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

 

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