先日、お客様の社長さんから
相談を受けました。
トンチンカンなことをする社員が
いるんだけど、どうしたらいいかな?
この時に大事なことは、
トンチンカンだからと言って
切り捨てないということです。
社長さんからすると
トンチンカンに見えることであっても、
社員はそれを選んでいるということです。
だとするならば、
トンチンカンなことを選択する
理由があります。
そこを知ることが、
この謎を解く鍵となります。
この謎を解く鍵は、
コーチングを学ぶとよく分かります。
コーチングの手順は次の通りです。
①「現状」を確認する。
②「理想の状態」を聞き出す。
③「現状」と「理想の状態」の間にある
「ギャップ」を明確にする。
④「ギャップ」を埋めるための
「アクション」の選択肢を出す。
⑤「アクション」の選択肢から
やりたいものを選ぶ。
コーチングは、人に行動を促す
メカニズムですから、
人の行動を理解する上でも
有用なメカニズムです。
なぜ、トンチンカンと思える
行動を行動をしたのか?
人が行動する場合は、
いくつかの選択肢から選んでいます。
その行動がトンチンカンだとするならば、
そもそも、その選択肢がトンチンカンだと
いうことです。
では、なぜ、選択肢が
トンチンカンになるのでしょうか?
選択肢がトンチンカンになる理由は
2つあります。
1つは、「ギャップ」が
正しく認識出来ていない。
もう1つは、選択肢を持っていない。
それぞれについて考えてみたいと思います。
「ギャップ」が正しく認識できない理由は
「現状」と「理想の状態」を
正しく認識できていないからです。
「現状」が分からなくても
「理想の状態」が分からなくても
「ギャップ」は正しく認識できません。
当たり前の話だと思うかもしれません。
しかし、意外と
「現状」と「理想の状態」が
正しく認識されていないケースが
多いように思います。
だとするならば、
「現状」と「理想の状態」が
正しく認識されていないのは
なぜでしょうか?
それは「現状」と「理想の状態」が
社長さんと社員さんの間で、
共有されていないからです。
つまり、お互いの認識のズレを
修正する必要があります。
そのためには、
「現状」と「理想の状態」について
話し合うことが必要です。
これは、コーチングをしてみれば
認識のズレが分かります。
「現状」と「理想の状態」を
聞き出した段階で、
正しく認識していないことが
分かると思います。
そして、もう1つの理由である
「選択肢」の不足については、
単に経験が不足しているのです。
だから、経験する場を増やすか、
学ぶ機会を作るしかありません。
やりながら教えていくしかありません。
これは時間がかかります。
本人が学ぼうとしている限りは、
見守ることが大事です。
学習している時は
試行錯誤するものだからです。
大事なことは、
トンチンカンだからと言って
切り捨てることなく、
その選択の理由を突き止めて、
対応することだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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