2~3日前の話題ですが、
タレントのローラさんが
米軍普天間飛行場の移設工事中止
を求める署名を呼び掛けたことで
賛否を呼んでいます。
今回のブログでは、
沖縄の基地問題の是非については、
置いておくことにしますね!
私が今回言いたのは、
「何を言うかではなく、誰がいうか?」
の問題です。
前回のブログに書きましたが、
パワハラは相手にどう伝わるか?
が問題です。
パワハラ研修をやっていて、
質問されることが多いのが、
「何を言ったらいけないのですか?」
という質問です。
しかし、実際は、
「何を言ったらダメ!」
というのはありません。
例えば・・・
「バカじゃないの!」という言葉
これが私が言ったら、
たぶんみんな嫌な気持ちになる
と思います。
しかし、
ガッキーが言ったらどうでしょうか?
「バカじゃないの!」
悪くないですよね!
男性目線だったので、
女性目線でもいっときますか?
タッキー(滝沢秀明さん)が
言ったらどうでしょうか?
「バカじゃないの!」
悪くないと思います。
同じタッキーでも違います。
言われた人がどう感じるか?で
パワハラの言葉にもなるし、
心地の良い言葉にもなります。
つまり、
何を言うかではなく、誰がいうか?
の問題です。
同じ「バカじゃないの!」
という言葉でも
どうして、これほどのとらえ方に
差が出るのでしょうか?
それは「イメージ」です。
言った人のイメージが良ければ、
その言葉は「心地のよい言葉」に
なります。
逆に、
言った人のイメージが悪くなると、
その言葉は「心地の悪い言葉」に
なります。
最近、ベッキーさんも
TVに出てくるようになりましたが、
以前のような明かる感じではなくて、
どうしても暗さを感じてしまいます。
それもイメージです。
それは、
法に触れたか?触れなかった?
謝罪したか?謝罪しなかったか?
という問題ではありません。
見ているほうが
どう感じるか?の問題です。
今回のローラさんが
米軍普天間飛行場の移設工事中止
を求める署名を呼び掛けた行動によって
ローラさんと米軍普天間飛行場の移設
の問題がくっついてしました。
その結果、例えば、
ローラさんが沖縄の海にロケに行って
「沖縄の海サイコー!」と言っても
どうしても、
米軍普天間飛行場の移設の問題が
ちらつきます。
「そんなの関係ない!」という人が
いるかもしれませんが、
今回、問題になっている時点で、
そう感じる人がいるのですから、
タレントとしては使いづらくなる
のだと思います。
芸能人は歯が命なんです。
イメージを売る商売なのです。
商品のイメージとは関係ないものを
伝えてはいけないのです。
タレントにとっては、
そのくらいイメージが大事なのです。
そのイメージを捨ててでも、
ローラさんが今回行動に出たなら、
それはそれでよいことだと思いますが・・・
『何を言ったらパワハラになるのか?』
これは、まさに
ローラさんの「イメージ」の話
と同じです。
言葉は、話した人のイメージと
ともに伝わります。
普段から
部下の成長を願っている上司が、
「バカじゃないの!」
というのと、
普段から
自分が楽することを考えている上司が、
「バカじゃないの!」
というのとでは違います。
つまり、上司として
部下にどのようなイメージを
持たれているか?
で伝わるメッセージが変わります。
では、イメージとは何か?
それは「一貫性」です。
言っていることとやっていることが
一貫しているか?どうか?です。
人は「限定合理性の罠」にはまります。
自分が正しいと思ったことが
相手も正しいと思っているとは限りません。
つまり、「一貫性」を保つというのは、
至難の業です。
そんな中で、「一貫性」を保つには、
コミュニケーションしかありません。
つまり、
相手にどのように伝わっているか?
を確認するということです。
『何を言ったらパワハラになるのか?』
それは講師に聞くのではなくて、
部下に聞くべきことなのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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