退職届ぐらい自分で出したら?

先日、日経新聞に
こんな記事が出ていました。

 

「仕事辞めます」に3万円
広がる退職代行サービス

 

自分の代わりに
退職の意思を伝えてくれる
退職代行サービスが
流行っているようです。

 

一度も会社に行かずに
退職手続きができるそうです。

 

退職届ぐらい自分で出したら?
と思いますが、
流行っているということは
ニーズがあるということです。

 

どうして、自分で
退職届を出さないのでしょうか?

 

これって、自己表現と自己主張の
問題だと思うのです。

 

「自己表現」は、
自分の思ったことを口にすることです。

 

「自己主張」は、
自分の思ったことについて
相手に同意を求めることです。

 

例えば、
レストランで食事をして・・・

 

「おいしいなぁー」
と声に出すのが「自己表現」です。

 

これに対して
「おいしいでしょ!食べてみて!」
となるのが「自己主張」です。

 

「自己表現」と「自己主張」の違いは
相手に自分が思っていることを
認めてもらたいと思っているか否かです。

 

相手に認めてもらいたいと思うのが
「自己主張」です。

 

退職届を代行してもらう
というのは・・・

 

「自己主張」をしても、
受け入れてもらえないから、
「自己表現」をしない
ということだと思います。

 

たしかに、
辞めさせてくれない会社も
あると思います。

 

しかし、そんなことは、
生きていれば、いくらでも
あることです。

 

人と人は違うので、
思っていることも
考えていることも違います。

 

違うからこそ、
「自己主張」をしないと、
違いを乗り越えることはできません。

 

これが「対話」です。

 

対話とは・・・

 

自分の意見を伝える時に、
なぜそう思うのかという
考えや背景も伝え、

相手の意見を聴く時に、
相手がなぜそう思うのか
という考えや背景も
理解しようとする

コミュニケーションです。

 

分かりやすく説明すると・・・

 

Aさんがaという意見を
Bさんがbという意見を
持っているとします。

 

会話は、AさんとBさんで、
お互いに意見を交わすことなので、

 

Aさんの意見がaのままかもしれないし、
bになっているかもしれない。

 

Bさんの意見もbのままかもしれないし、
aになっているかもしれない。

 

Aさん ⇒ a or b

Bさん ⇒ a or b

 

しかし、対話の場合は
AさんとBさんが、
相互理解をすることなので、

 

AさんとBさんで話し合って
cという考えを生み出す
ということです。

 

AさんとBさん ⇒ c

 

つまりは、相互理解を通じて、
cという新たな解決策を
探していくということです。

 

これはクリエイティブな
行為だと思います。

 

人と人は違う。

 

違う人同士で
物事を決めようとすれば、
対立が起こります。

 

それを乗り越えるのか?
回避するのか?

 

それはその人の選択だと
思います。

 

状況によっては
回避することも良いと思います。

 

しかし、
乗り越える力、
つまり、対話の力がないのは問題です。

 

なぜなら、
価値を生み出せないからです。

 

価値は対立したものを
解決することによって生み出されます。

 

難しいことを分かりやすくする。

 

くっつかないものをくっつける。

 

対立を乗り越えるところに
価値が生まれるのです。

 

言いづらいことを言わなくてよくする。

 

なるほど、本来なら、
自分の中に価値が生まれるはずなのに、
価値が外に逃げていますね!

 

外に生まれた価値にお金を支払うのか?
自分の中に価値を生み出すのか?

 

それは本人の選択ですね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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