映画は監督のもの?会社は社長のもの?

先日、テレビを見ていたら、
周防監督が出ていました。

 

SWITCHインタビュー 達人達
「周防正行×玉川奈々福」
http://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2019-01-25/31/15617/2037199/

 

その道の達人がお互いに
インタビューし合うという番組

 

その中で、映画監督・周防正行さんに
浪曲師・玉川奈々福さんが
映画の作り方について
質問するシーンがあります。

 

玉川さん:
「監督は絵コンテを書かないのですか?」

 

絵コンテというのは、
映画の映像のスケッチみたいなものです。

 

周防さん:
「僕は書かないです。」

 

「書いたら、みんなそれに合わせようと
してくれるので・・・」

 

「そうしたら、映画は監督のものに
なってしまいします。」

 

「そんなんじゃなくて、
みんな、もっと面白いものあるでしょ?
って、思うのです。」

 

「いったん、みんなに投げてみて
それ、面白いよね!って言いながら、
作るんです。」

 

この話を聴いて、究極的には、
組織作りも一緒だな!と思いました。

 

こういう映画を作ろう!
と思うのは、監督です。

 

それと同じで、
こんなことをしようと思うのは、
社長です。

 

でも、
それをどうやって実現するのか?
は、みんなで考えても良いと思うのです。

 

そうでないと、
社長の夢を実現するために、
社員みんなが犠牲になる
みたいな話になってしまう
と思うのです。

 

それだと、
社員が楽しくないと思うのです。

 

そんなこと言ったって、
社員からそんなアイデア出てこないよ!
と思われるかもしれません。

 

だとするならば、
会社のビジョンと社員のビジョンが
つながっていないということだと
思います。

 

映画監督とスタッフの皆さんは
「いい映画を作ろう!」というビジョンで
一致していると思うのです。

 

「こんな風に
世の中を『あっと』言わせよう!」
って思っていると思うのです。

 

では、会社は、どうでしょうか?

 

社長さんと社員さんは、
会社をやっていくことで、
何をしたいと思っているのでしょうか?

 

その「何」が明確にある会社は
強い組織になります。

 

社長さんにはあるんだけど、
社員さんは分かっていない・・・

 

社長さんも明確に分かっていない・・・

 

いちよう、あるんだけど
本当にこれでよいか?分かっていない・・・

 

結局、こういう話をしない限り、
お互い、何を考えているのか?
分からないと思うのです。

 

だから、私は、コンサルの時に
こんな話をする時間を作って下さい!
とお願いをしています。

 

社長さんと社員さんは、
会社を使って何をしたいのか?
話し合ってみることが大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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