昨日はお客様の会社で
チームビルディング研修を
してきました。
社長さんからの要望は・・・
「効き脳を日常的に
使えるようにして欲しい」
実は、これが一番難しいのです。
人ができるようになるには
5つのステップがあります。
知らない
↓
知っている
↓
やってみる
↓
分かる
↓
できる
↓
している
社長さんの依頼である
「効き脳を日常的に
使えるようにして欲しい」
というのは
最後の「している」という
ステップです。
「している」というのは、
当たり前になっている状態です。
どうやって、
「している」というステップに
もっていくか?
正直、
研修だけでは難しいです。
日常的に
「している」状態にするには、
日常的にかかわる必要があります。
いわゆる
アクションラーニングという
手法です。
アクションラーニングは、
グループで現実の問題に対処し、
その解決策を立案・実施していく過程で生じる、
実際の行動とその振り返りを通じて、
個人、そしてグループ・組織の学習する力を
養成するチーム学習法です。
特定非営利活動法人
日本アクションラーニング協会HPより
分かりやすく言うと、
日常の職場で起こっている問題を
題材にして、実際に解決しながら
個人として、チームとして、
解決する力を身に付けることです。
つまり、研修で学んだことを
実際に職場で使うことで、
知識を自分のものにする
プロセスがどうしても必要です。
人が変化するには、
知識を得るだけではなくて、
その知識を使うという経験が
必要なのです。
経験というのは、
実際に「やってみる」ことです。
先ほどの5つのステップでいうと
「やってみる」→「分かる」です。
研修の場で、
知識を「やってみる」ことが
必要なのです。
だから、私の研修では、
仮想体験ゲームをやります。
ゲームの中で、
「やってみる」という体験を
してもらいます。
今回は、さらに、
社長さんの要求レベルが高かったので、
「寸劇」をやってもらいました。
「寸劇」というのは、
ごく短い簡単な劇です。
研修で学んだことを
職場で活かすとしたら、
どんな風に活かせるでしょうか?
というテーマで演じてもらいました。
「している」状態をイメージして
表現してもらいました。
最初の反応は
皆さん、「えー」という感じでしたが、
寸劇の内容を考え始めるあたりから
笑い声がおこり、笑顔になって、
積極的に参加していただきました。
実際に学んだことを
寸劇で表現をしてくれました。
皆さん、演じるというワークを通して
客観的に自分自身の強みと弱みを
理解していただいたように思います。
私が思っていたよりも
楽しんでくれてよかったです。
私は楽しくないと学べないと
思っています。
学んだことを身につけるには、
身につくまでやることが必要です。
それには時間がかかります。
その時に、楽しくないと
続かないと思うのです。
社長さんはこうおっしゃいます。
「新しいことは、
やらなくて結構です。」
「大事なことを繰り返し
伝えて下さい。」
実は、なかなかこういう依頼を
いただくことはありません。
多くの社長さんは、新しいもの
別のものを依頼されます。
しかし、この会社の社長さんは
同じでよいとおっしゃいます。
人ができるようになるには、
時間がかかることを
分かっていらっしゃるのだと思います。
だから、そこに、
お金と時間を投資できるのだと
思います。
正直、講師としては、
新しいものをやるほうが楽です。
「分かるには時間がかかります」
と言っていればよいので・・・
そこを、
「時間をかけてでも出来るようにして下さい」
という依頼ですから、
ごまかしがききません。
それだけに
プレッシャーもあったのですが、
社員さんのお陰で研修での目的は
達成できたと思います。
あとは、効き脳を使って、
アクションラーニングをしていただく
ことが必要です。
チームで寸劇を作り上げたように
仕事をしていただければ、
大丈夫です!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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