先日、
サッカーコーチの皆さんに
コーチングのレクチャーをしました。
不思議なことに
サッカーコーチなのに
コーチングを学んだことがない・・・
コーチングを知らないコーチ
確かに不思議な話なんですが、
コーチングを学ばずに
コーチになる人が多いように思います。
これは、
明らかにおかしいと思うのですが、
世の中ではそれが普通なのです。
そういう私も
コーチングを学ぶ前までは
コーチとコーチングが
結びついていませんでした。
最近、
コーチングの大切さを
ますます感じています。
人が採用できない時代になって
今いるメンバーで成果を
出さなければなりません。
そのためには、
それぞれのメンバーから
持っているものを
引き出す必要があります。
私は、団塊の世代のジュニア
として人口の多い世代に
生まれました。
部活でも、仕事でも、
無茶ぶりをされて
その中で生き残ることで
成長してきました。
仕事を教わった記憶もなく、
上司の背中を見ながら、
ひたすらトライアンドエラーで
自分なりのやり方を
身につけてきました。
だから、
育成が大事だ!と言いながらも
若手の社員を育成することに
正直、抵抗を感じています。
最近の若者は
どこまで甘えているんだ!
とも思います。
しかし、この本を読んだ時に
ハッとなりました。
千葉ロッテマリーンズ
投手コーチ 吉井 理人さんが書かれた
『最高のコーチは教えない。』
この本の中にこんなことが
書いてありました。
ナイトゲームが終わって、
ホテルに帰って着替えて雀荘に行く。朝の7時まで卓を囲んで
ホテルにもどって昼まで寝て
食事をして球場に行き練習・・・その後、ナイトゲームを戦って、
また、雀荘へ・・・こんないい加減な生活をして、
よくコンディションを保つことが
できたと思う。生活もメチャメチャなら、
コーチの指導内容もメチャメチャだった。そのメチャメチャな指導で
勝ち残った選手だけが活躍できる。それは、
人間離れした才能の持ち主か、
生まれながらに屈強な身体の持ち主か、
どんなことにも耐えられる根性があるかだ。芽が出なかった選手にも、
素晴らしい才能の持ち主がいたと思う。メチャメチャな生活と
メチャメチャな指導のおかげで、
つぶれてしまったのだ。つぶれなかった選手だけが伝説をつくり、
それで野球界が成り立っていた。プロを目指す野球選手が少なった今、
昔のようにいかない。こんな生活と指導では、
野球界は縮小していくだけだと思う。
大学を卒業して
ゼネコンに入った私は、
札幌支店に配属になり・・・
1年目は、
課長に毎晩のように
ススキノに連れられて
お酒も飲めないのに、
2時、3時まで付き合って・・・
2年目になれば、
担当の現場の事務を任されて、
2時、3時まで悪戦苦闘・・・
3、4年目になると
大きな現場をいくつも任されて、
事務所で徹夜も当たり前!
確かに根性だけで
仕事をしていたように思います。
「タキ、お前は機微を覚えろ!」
そう言われて、
その時に、辞書で調べて、初めて
「機微(キビ)」という言葉を知りました・・・
そんな感じですから、
我々自身が育成されてきていないのです。
だから、
若手の社員を育成することに
抵抗を感じているのは、
育成方法が分からないからです。
吉井さんが
選手からコーチになった時に
最初にやったことは
大学院に通って、
コーチングを体系的に学んだことです。
吉井さんも、
育成方法が分からなかったのです。
社員をたくさん採用して
ふるいにかけて
生き残った者だけが活躍できる・・・
そんな、
ウミガメの出産ような
育成計画を立てられる時代では
ないのです。
時代が変わったのです。
経営者として
管理職として
育成方法を学ぶ必要がある
のだと思います。
今日も最後まで読んでいいただいて
ありがとうございます。
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