その質問が人間関係を壊しているかもしれません。

俳優の東出昌大さんが
自身の不倫問題について
記者会見を受けていました。

 

正直、私には関係がない話で
映画「コンフィデンスマンJP」の公開に
影響がないようにしてほしい!

 

それだけです。

 

ただ、記者会見の
ネットの記事を読んで、
これはあんまりだと思った
質問があったので、
そのことを書こうと思います。

 

ある記者が

杏さんが好きなのか、
唐田さんが好きなのか、
どちらですか?

という質問をしたというのです。

 

これはひどい質問です。

 

「杏さんが好き!」と答えれば、
では、なぜ浮気をしたのですか?
と言われるでしょう。

 

「唐田さんが好き!」と答えれば、
それはそれでアウトです。

 

これは答えようのない質問です。

 

答えようのない質問をするのは、
私は卑劣なことだと思います。

 

先日の安倍総理大臣への
記者会見も同じなんですが、
相手のことを知りたければ、
質問の仕方を工夫する必要があります。

 

質問には2種類あります。

 

「オープンクエスチョン」と
「クローズドクエスチョン」です。

 

「クローズドクエスチョン」は、
「はい」「いいえ」で答えられる質問です。

 

どちらなのか?をハッキリさせたい時に
有効な質問です。

 

しかし、答える方としては、
「はい」「いいえ」でしか
答えられないので、
それ以外の回答があっても、
答えられません。

 

逆に「オープンクエスチョン」は、
自由に答えられる質問なので、
相手が考えていることを
引き出すことができます。

 

今回の記者の質問は、
「クローズドクエスチョン」ですから
これでは、相手の考えていることを
引き出せているとは言えません。

 

で、実際、東出さんが
どのように答えたのか?というと・・・

 

申し訳ございませんが、
お相手のこともあるので。

私の心の内をしゃべることは
妻を傷つけることになるので、
お答えはできません

 

こう答えているにもかかわらず
「杏さんが好き!」と答えないのは
まだ、相手に未練があるからだ!
みたなコメントが目立ちます。

 

東出さんの気持ちを
引き出していないのに
決めつけてしまっています。

 

つまり、答えを持って、
相手の話を聴いてしまっています。

 

それであれば、
最初から質問する必要がないのです。

 

答えを持たずに聴くためには
「杏さんに対してどのような想いを
お持ちですか?」
という質問をすべきです。

 

そして、その答えに対して、
その内容をより具体的にするために
「オープンクエスチョン」を続けます。

 

すると、
質問をされている人は
「オープンクエスチョン」に
答えているうちに、
本当の自分の気持ちに気づいていきます。

 

このようにして、
質問者は相手の気持ちを理解できる
ようになります。

 

より具体的に質問をしていくことを
「チャンクダウン」と言います。

 

なので、相手の考えていることを
引き出したければ、
「オープンクエスチョン」と
「チャンクダウン」を使えばよいのです。

 

しかし、
「オープンクエスチョン」と
「チャンクダウン」を使っていると
場合によっては、不都合なことが起きます。

 

それは何か?というと、
質問者にとって、
答えてほしい答えが返ってこない
ということです。

 

つまり、自分の思った通りに
相手をコントロールできなくなります。

 

なので、
自分の思い通りしたいと思っていると
「クローズクエスチョン」が多くなります。

 

自分が答えを持っていて
その答え合わせのために質問をしている
ということです。

 

それは
相手のために聞いているのではなく
自分のために聞いているのです。

 

結局、それでは、
相手のことが理解できないので、
ミスコミュニケーションが起こり
人間関係が悪くなります。

 

自分の質問のスタイルを振り返って
「クローズドクエスチョン」が多い場合は、
その質問のスタイルが
人間関係を壊しているかもしれません。

 

もし、そう思うのであれば、
「オープンクエスチョン」と
「チャンクダウン」を多用すると、
人間関係が変わってくると思いますよ!

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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