先日、お客様の会社で
フィードバックの研修をしました。
今年度から評価制度を
導入するので、
フィードバックとは何か?
を教えて欲しいということでした。
フィードバックは、
見たもの、感じたものを
そのまま、本人に伝えることです。
「(あなたの)その話を聞いて、
私は不安にさせられました」
「(あなたは)先月よりは
うまく行っていると私は思いますよ」
ありのままを伝えて、
軌道修正してもらったり
現状承認してもらいます。
いずれにしても
大事なことは
相手をよく観ることです。
相手をよく見ていないと
フィードバックができません。
だから、
評価制度を運用するためには
上司は日頃から部下を
よく観ておく必要があります。
その必要性を
理解してもらうために
あるワークをしてもらいました。
会話をしながら
相手を観るというワークです。
その結果は・・・
会話しながら
相手を観ることは難しい・・・
だから、
よっぽど部下を観ていないと
評価なんて、できないのです
とお伝えしました。
そんな研修をやっている中で、
ある幹部の方が
衝撃的な言葉を口にしました。
「OKグーグルみたいな
部下が欲しいと思っていました。」
えっ?
OKグーグルみたいな部下って
どういうこと?
すると
こんな答えが返ってきました。
「聞いたことだけ答える部下です。」
これまた、強烈な話です。
今回の研修を受けて、
自分が部下をちゃんと
観ていなかったことに
気づいたというのです。
この方は
決して悪い方ではありません。
仕事も熱心だし、
責任感もあります。
それだけに、
仕事を抱え込んで
仕事を処理することに
夢中になってしまう・・・
その結果、
余計なことを言わずに
聞かれたことだけ答える部下が
良い部下だと思うように
なってしまっていたのです。
フィードバックって面白いな!
と思いました。
この研修そのものが、
フィードバックになっているわけです。
研修の中で
ふさわしい聴き方を学ぶことで
現実の自分とのギャップに
気付いたのです。
私がマンツーマンで
聴き方のレクチャーをしたところで
これだけの気付きはなかった
と思います。
大事なことは、
自分で気付くことです。
自分で気付いたら、
自分でやります。
教えずに、
いかに自分で気付いてもらう
ようにするのか?
結局、人は、
人から指摘されたことは
やりませんから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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