なんだかんだ言っても心配だし気になる・・・

毎月研修をしている
お客様の会社に訪問しました。

 

このお客様では、
最近、新規事業を始めました。

 

新規事業を始める時に大事だな!
と思うのことがあるので、
今回はその話をしたいと思います。

 

新規事業というからには
他にメインになる事業があります。

 

そのメインの事業を進やりながら
同時に新規事業をやります。

 

当然、新規事業には
エネルギーを費やします。

 

社長や幹部の意識は
新規事業に向かいます。

 

新しいことですから
ワクワクもするし、
意識がそちらに向きます。

 

新規事業に携わっているメンバーは
社長と一緒にやっているので
モティベーションも高く
一体感を持って仕事ができます。

 

それに対して、
既存のメイン事業に携わっている
メンバーにしてみると心がざわつきます。

 

新規事業が気になるけど
自分の仕事もあるので、
一緒にやるわけには行かない・・・

 

気になるけど、
質問してよいのか?わからない・・・

 

さらに、
新規事業に人が割かれて
既存事業が忙しくなっているのに
社長の興味は新規事業に向く・・・

 

既存事業で儲かったお金が
新規事業に流れている・・・

 

イメージとしては
弟が生まれて、お母さんを取られたと
思っているお兄ちゃんの心境です。

 

こんな時に大事なことは
「対話」です。

 

「対話」というのは、
相手を説得するのではなくて
相手が考えていることを
感じ取ることです。

 

今回、研修をやろうを思って
準備していたのですが、
社員の皆さんの様子を見ていて、
研修をやめて「対話」の時間にしました。

 

各部署ごとに集まって、
今、新規事業に対して感じている
疑問、質問、不安、不満、提案
何でもよいので、
フセンに書き出してもらいました。

 

次に、そのフセンについて、
部署ごとに共有をして、
まとめてもらいました。

 

そして、各部署のテーブルに
新規事業のメンバーが座ってもらい、
そのまとめたことについて、
みんなで話し合うということを
してもらいました。

 

そうしたら、
既存事業のメンバーから

「売上はいくらを目指しているの?」

「損益分岐点はいくらなの?」

「何か手伝えることはあるかな?」

「一緒にやることで効率化できないかな?」

など、新規事業に対して
協力的な意見が出ていました。

 

なんだかんだ言っても
新規事業が心配だし、気になるのです。

 

今回、情報共有をすることで、
新規事業のスタッフも既存事業のスタッフも
話したいことが話せて、
よい雰囲気になりました。

 

人って一生懸命になればなるほど、
周りが見えなくなります。

 

周りが見えなくなると
隠すつもりがなくても
情報共有ができなくなります。

 

意地になっているわけでもないのに
助けを求められなくなります。

 

新規事業を始めると
新規事業のメンバー同士の
話し合う場はあると思います。

 

新規事業のメンバー同士の
情報共有が進み一体感が出てきます。

 

ある特定のメンバーの
一体感が出れば出るほど、
他のメンバーは白けてきます。

 

新規事業のメンバーにしてみれば
他のメンバーに迷惑をかけたくない
と思っているかもしれません。

 

しかし、同じ会社ですから、
どんなに頑張っても、影響は出ます。

 

影響が出れば、
既存のメンバーは
新規事業の現状やこの先について
気になります。

 

しかし、
新規事業のメンバーは
夢中になっているので気付きません。

 

そして、いつの間にか
両者の間には溝ができます。

 

そうなる前に、
会社全体で
新規事業についての
情報共有が必要だと思います。

 

特に、
どうなっていきたいのか?
を感情を込めて共有することが
大事だと思います。

 

新規事業は上手く行かないことが
多いです。

 

結果が出たり、
数字が上がったりしません。

 

あるのは「想い」だけです。

 

新規事業の場合は
数年後の「ビジョン」を語り、
その「想い」を共有することが
大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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