本音のコミュニケーションなんて無理?

昨日、トヨタ自動車は、
国内外の主要仕入れ先を集めて
総会を開催しました。

 

その場で、
トヨタ自動車の佐藤社長は、
ダイハツや豊田自動職機などの
不正について謝罪した上で、
「本気、本音のコミュニケーションを大事にする」
と述べました。

 

私も、本音のコミュニケーションが
大事だと思います。

 

不正が起こるということは、
本音でものが言えないからです。

 

ですので、佐藤社長がおっしゃったことは、
間違っていないと思います。

 

しかし、そもそも、
本音のコミュニケーションって
可能なんでしょうか?

 

同じような言葉で、
腹を割って話すという言葉もありますが、
本当にそんなことが可能なんでしょうか?

 

発注元と受注先という関係でいる限り、
どこに発注するのか?を決める
発注元に気を遣います。

 

それは、職場における
上司、部下も同じで、
評価する側である上司に気を遣います。

 

それにもかかわらず、
本音のコミュニケーションと言われても
普通は言えないと思います。

 

よっぽど信頼ができれば、
言えないこともないでしょうけれども
難しいように思います。

 

それはなぜか?というと
「関係性」だけで解決しようと
しているからです。

 

いつもブログに書いているように
組織の成果は『SSR理論』です。

 

Strength(人材力)
×
Structure(組織力)
×
Relation(関係力)

 

「関係力」だけでは、成果は出ないのです。

 

「関係力」を最大限に活用するには、
「人材力」と「組織力」が必要になります。

 

「人材力」というのは、
知識や技術やモティベーションなど
人が持っている「リソース」です。

 

「組織力」というのは、
ルールや基準や目的・目標といった
「しくみ」です。

 

不正が起こらないようにするには、
知識や技術やモティベーションなど
人が持っている「リソース」が、
ルールや基準や目的・目標といった
「しくみ」のもとに
本音のコミュニケーションを取ることで
活かされる必要があるのです。

 

つまり、「個」の力でもどうしようもないし、
本気のコミュニケーションでも
どうしようもないのです。

 

ルールや基準や目的・目標といった
「しくみ」で担保されることで
はじめて、成果が上がります。

 

「関係性」は、気持ち1つなので、
瞬間的になんとかすることはできるのですが、
継続的に、成果を出そうとすると、
「しくみ」がないと、再現性高く
成果を出すことは難しいのです。

 

トヨタ自動車も「関係性」だけで
何としようとすることはないと思うので、
このあと、ルールや基準が整備されていく
と思います。

 

トヨタ自動車は、
世界一「組織力」が強い会社ですから、
そのプロセスに注目したいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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