どうしてやりたいことをしないんですかね?

昨日、
人材ビジネスをやっている方
と一緒に食事をしました。

 

お仕事とは別に
コミュニティーを作っていて
副業を支援する活動をされています。

 

副業というと
ネガティブなイメージがあるかも
しれません。

 

しかし、お話を聞いていると
「一度きりの人生、好きなことをしよう!」
ということでした。

 

私の会社のミッションも
「自分の人生を生きる!」なので、
共感をしました。

 

ロボット人事研究所の「ミッション」ってなんだ?

 

そんな話の中で、
「どうしてやりたいことをしないんですかね?」
という話になりました。

 

私は、この理由は、
プロスペクト理論の価値関数の話
で説明できると思います。

 

小難しいことを言わずに
分かりやすく説明します。

 

同じ規模の利得と損失を比較すると
損失のほうが1.5~2.5倍重大に感じる
というものです。

 

例えば、
「1,000,000円」をかけて
じゃんけんをするとします。

 

勝てば、
「1,000,000円」もらえます。

 

負ければ、
「1,000,000円」失います。

 

勝つか?負けるか?
5分と5分です。

 

じゃんけんに自信がある人か
お金持ちならやるかもしれません。

 

しかし、
普通の人は躊躇すると思います。

 

なぜなら、
得るものよりも
失うものののほうに
価値を感じるからです。

 

「1,000,000円」
を失わないことの方が
価値を感じるのです。

 

人は手放したくないと思うのです。

 

では、どうしたら、
手放したくなるのか?というと・・・

 

損した価値 < 得た価値

 

となればよいのです。

 

つまり、
「1,0000,000円」
失うかもしれないけど、
それ以上に得られる可能性がある
と思えればよいのです。

 

それが、
プロスペクト理論によると
1.5~2.5倍必要だというのです。

 

つまり、
1,000,000円が
1,500,000円~2,500,000円に
なるのであればやる可能性がある
というとです。

 

なんとなく分かる気がします。

 

さて、では、
どうしてやりたいことをしないのか?

 

それは、
やりたいことをして得る価値よりも
やることで失う価値のほうが
高く感じるからです。

 

つまり、
やりたいことをやった結果、
失うものがあると思っているからです。

 

だから、
やりたいことをやるためには、
ものすごく(1.5~2.0倍)
やりたいことがあるか、
そもそも、失うものが小さいことが
必要になります。

 

となると、
会社で活躍できるようになって
給与がたくさんもらえるようになって、
失うものが大きくなればなるほど、
やりたいことができなくなる・・・

 

しかし、そもそも、
やりたいことが見つけるためには
ある程度、経験を積み、
実力をつける必要があると思います。

 

ある程度、経験を積み、
実力をつけると給与が上がる・・・

 

失うものが大きくなる・・・

 

これが、
やりたいことができなくなる
メカニズムです。

 

では、どうしたらよいのか?

 

結局は、2つしかないと思います。

 

1つは・・・

 

ものすごく(1.5~2.0倍)
やりたいことがあるか?どうか?

 

もう1つは・・・

 

今、得ているものが将来なくなる
という危機感があるか?どうか?

 

だと思います。

 

今考えてみると、
私が2年前に独立したのは
両方が重なったのだと思います。

 

だとすると、
やりたいことが1.3倍になって
危機感が1.3倍になれば1.69倍になるので
行動する可能性が高まるという
ことになります。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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