判断を保留する能力を高める

昨日、ブログ仲間の高須さんに
私の会社に来ていただいて
チームビルディングの仲間に
聞香セミナーをしました。

 

「聞香(もんこう)」ってご存知ですか?

 

実は、私のブログでは
2回目の登場です。

 

「聞香を体験してみました。」

聞香を体験してみました。

 

聞香とは、文字どおり、
「香りを聞く」

 

嗅ぐのではなく、
心を傾けて香りを聞いて、
心の中でその香りをゆっくり味わう
と言うものです。

 

「香炉」という
湯のみぐらいの大きさの
器に灰を入れて
その中に火のついた炭をうずめます。

 

その炭の温度で、
「香木」と言われる香りの高い木を
温めてその香りを楽しみます。

 

歴史シミュレーションゲーム
「信長の野望」
をやったことがある方は
「香木」というアイテムがあったことを
覚えているかもしれません。

 

 

 

武将に与えると
忠誠心が上がったり、
威信度合が上がったりします。

 

あっ、ゲームの話ですが・・・

 

聞香セミナーに話を戻します。

 

私は、2回目の体験だったのですが
それでも難しかったです。

 

何が難しいのか?というと、
香りを言語化することです。

 

カタチのないものを
言葉にするというのは、
言語化能力を問われます。

 

ワインのソムリエのように
表現できればよいのですが、
簡単にはいきません。

 

参加した皆さんも
なんだかスッキリしな感じ
だったのではないか?
と思うのです。

 

「聞香を体験して
何が得られたんだろうか?」と・・・

 

企業研修講師をしていると、
成果を求められます。

 

3時間研修をして
何が得られるのか?を
明確にしなければなりません。

 

私もお金をいただいている限り
受講していただいた方に
何らかの学びを持って帰ってもらおう
と思っています。

 

そこで、大事なのは、
「腹落ち」してもらうことです。

 

そのために、
手を変え品を変え、
診断を使ったり、
ゲームをやったりして
なんとか「腹落ち」してもらおうと
必死で考えています。

 

そのおかげもあって、
私のセミナーの「腹落ち度」は
高いと思っています。

 

それに対して、
「聞香セミナー」は、
私にとっては、
正直に言って「腹落ち」しない・・・

 

「何が得られたのか?」が分からない・・・

 

「香を嗅ぐことに
何の意味があるのだろうか?」
という思いが頭をよぎります。

 

しかし、
昔の日本人は香りを聞いて、
それを和歌で表現したのだと言います。

 

また、
足利義政が造った銀閣寺には
「聞香」をするための部屋が
あったといいます。

 

そもそも
「香道」といわれるぐらいですから、
そこには真理があるのだと思います。

 

人は自分で理解できないものが
目の前に現れると、
否定したり、見なかったことに
してしまいがちになります。

 

しかし、そこで大事なことは
判断を保留する能力だと思います。

 

見えないものを見ようとすること
と言ってもよいと思います。

 

実は、それがチームを成果を出すために
大事なことだと思うのです。

 

訳が分からないものを
訳が分からないまま受け入れる。

 

それが本質を理解する上で
大事なことなのかな?と思います。

 

ということで、今日のブログは、
訳が分からないかもしれませんが、
受け入れて下さい(笑)。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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