時には逆から考える

先日、お客様の会社で
研修をやりました。

 

野原さんに教えてもらった
質問中心の研修のスタイルです。

 

研修の時間中に、
事前に用意をした質問を
書いた紙を配ります。

 

その紙にその質問の答えを
書いてもらいます。

 

次に、書いたことについて
皆でシェアをします。

 

今回、用意した質問は、
「あなたが困っていることは何ですか?」
です。

 

 

仕事をしていれば、1つや2つ
困っていることはあるはずです。

 

みんな、それぞれに書いてくれました。

 

そして、それを職場のメンバーで
シェアしました。

 

何が起こるのか?というと、
「他の人も自分と同じように
仕事で悩んでいるんだ!」
ということが分かります。

 

特に、上司と部下の間で、
シェアしてもらうと、
部下は、初めて、上司の悩みを
聞くことになります。

 

 

「あ~上司も大変なんだ!」
と知るだけで、
職場の雰囲気は良くなります。

 

人間関係が壊れるパターンは、
相手を「観ない」ことから
始まります。

 

人間関係が壊れるパターンは

観ない

感知しない

不在化・傲慢

自己欺瞞

破壊

です。

これを「U理論」と言います。

 

具体的に言うとこんな感じです。

相手を観ない
⇒ 上司はいうことがコロコロ変わる

たてこもり、関知しない、しがみつく
⇒ 部下のことなんてどうでもよいと
思っているに決まっている。

分からない相手が悪いと思う
⇒ 部下のことを考えない上司って最低!

相手を操る
⇒ 部下のことを考えのであれば、
こっちにも考えがある

自己欺瞞、力の濫用
⇒ もう、これ以上は我慢できない!

崩壊
⇒ 会社を辞めよう!

 

 

今回の研修で何をしたか?というと
「観ない」ではなく、
「観よう」としたのです。

 

つまり、
人間関係が壊れるパターンが
進行しないように、
お互いの困っていることを
シェアしました。

 

上司の悩みを聞いて
「あ~上司も大変なんだ!」
と思うことで、
上司の立場に目を向ける
ようにしました。

 

つまり、
お互い、大変なんだから、
できる限りのことをしよう!

 

相手の気持ちになって
考えてみる

 

 

この視点で考えてもらいました。

 

そして、最後の質問は、
「あなたが、上司に貢献できるとしたら
どんなことですか?」
です。
いつも、上司にしてもらう
ばかりだったらとしたら、
新鮮な問いになったと思います。

 

そうすると、
「自分もいっぱいいっぱいになっている気で
いたけれども、上司も同じなんだ!
何から何まで上司に頼るのではなく、
自分で考えてやってみよう!」
みたいな答えを書いてくれたりします。

 

「自分一人で考えてやれ!」
みたいなことを言わなくても、
部下は分かっているのです。

 

 

それなのに、言ってしまうから
部下はやる気がなくなるのです。

 

人は、皆、言われたくないのです。

 

でも、上司としても、
分かっているのか、分かっていないのか
不安になりますよね!

 

分からないなら、聞いてみる。

 

だから、質問中心の研修が有効だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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