コンプライアンスは「法令順守」ではない!

土日と自宅にいたので、
ワイドショーを見ていました。

 

ラグビー以外の話題と言ったら・・・

 

『関西電力』

 

常務執行役員と元副社長は、
それぞれ1億円を超える金品を受領。

 

さらに、社長は
「せっかくだから受け取った」

 

そのお金がお菓子の下に
金貨が忍ばせてあったとのこと。

 

越後屋か!とツッコみたくも
なります。

 

さらに、恫喝を恐れ受領した、
返却できなかった、
各自が保管し返せる時に返す
努力をしたと・・・

 

挙句の果てには、
「不適切ですが、
違法ではないという判断がありました」
ということで、取締役会にも
報告しなかったそうです・・・

 

ワイドショーのコメンテーターである
弁護士さんが言うには

・見返りがあったことを証明できないこと

・すでに返却をしていること

などを理由に罪を問うことは
難しいそうです。

 

世が世なら、
必殺仕事人に仕事を依頼している
ところですが、
そういう訳にも行きません。

 

では、違法でなければ、
何をやってもよいのでしょうか?

 

これって、
コンプライアンスとは何か?
の問題だと思います。

 

上場企業を中心に
ハラスメント、コンプライアンスの研修で
活躍している友人の湯澤さんから
こんなことを教わりました。

 

ハラスメント、コンプライアンスなどの研修は
湯澤社会保険労務士事務所へ
http://office-yuzawa.com/

 

コンプライアンスは「法令順守」ではない!

 

コンプライアンス(compliance)の
日本語訳としては
「法令順守」で正解です。

 

しかし、
その言葉の意味してところは・・・

法令には定められていないものの、
社会的に求められる倫理規範や道徳規範を守る

ということです。

 

つまり、
違法か?合法か?は関係ないのです。

 

多くの国民から
お金を受領している企業として
社会の要求や期待に応える振る舞いを
しているのか?
ということです。

 

特に今回は、
社員ではありません。

 

企業のトップです。

 

本来、コンプライアンスが
組織に徹底されるかどうかは?
トップで決まります。

 

そもそも、人は弱いです。

 

人間だもの・・・

 

お金や地位や名誉に
目が眩みます・・・

 

だからこそ、
トップが毅然とした姿勢を示さないと
いけないのですが、
今回は、そのトップ自ら、
眩んじゃいましたから・・・

 

記者会見で、社長は

「コンプライアンスを最優先する
企業文化を築き、信頼を回復したい」

と発言をしていました。

 

それは、そうなんですけど、
全然、心に響いてきません。

 

どうしてなんでしょうか?

 

それは・・・

 

「信頼」という言葉が遠すぎるのです。

 

「信頼」という言葉を理解するには
「信用」との違いを明確にすると
よいと思います。

 

「信用」とは、過去に対する評価です。

 

「信頼」とは、未来の行動に対する期待です。

 

関電の社長の話は、
過去についてのけじめも付けていないのに
未来に期待してくれ!
ということです。

 

それは無理ですよ!

 

まずは、今からでも、
コンプライアンスを最優先に
判断した行動をとるべきだと思います。

 

そうしないと、
その言葉も「信用」してもらえなく
なると思うんですよね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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