昨日はアクションラーニングを
チームビルディングの師匠の
石見さんから学びました。
アクションラーニングとは、
一人で考えるのではなく、
チームみんなで考えることで
より効果的に問題解決をする手法です。
一人で成果を出すやり方と
チームで成果を出すやり方は違う!
私のセミナーの冒頭で
ミニワークを通して
お伝えをしていることです
今回、学んだのは、
アクションラーニングの中でも
マーコードモデルと言われている
ものです。
ジョージワシントン大学の
マイケル・J・マーコード教授が
提唱しているモデルです。
日本には、
清宮普美代さんが2006年から
「質問会議」として取り入れました。
14年経っているので、
新しいやり方ではありませんが、
今の時代に必要とされる手法だと
思います。
働き方改革により
労働時間が短塾されて、
研修をする時間が減ってきています。
そんな中で、
この「質問会議」の手法は、
問題解決と人材育成を同時に
行うことができる特徴を持っています。
そんなに魅力的なら
やればいいじゃないか!
と思われるかもしれません。
しかし、実際は難しいのです。
なぜならば、会議の中では、
質問しかしてはいけないからです。
参加者の人が抱える問題を
その他の参加者が質問だけをして
解決をしていきます。
会議の出席者は、
意見やアイデアを言ってはダメです。
質問をするだけです。
それだけで
問題解決も人材育成もできるの?
と思われると思います。
当然、会議には進行役が必要です。
それが
アクションラーニングコーチです。
アクションラーニングコーチも、
会議に介入しますが、
意見やアイデアも出しません。
アクションラーニングコーチが
行うことは、
話し合っているチームの雰囲気を
確認することと、
会議で扱う問題の再定義を
促すだけです。
このように
会議でお互いに質問していく中で、
本当の問題が見えていきます。
さらに
その問題が解決するように
質問によって
行動計画に落とし込みます。
ここまで説明を受けると
問題解決するのはイメージできる
と思います。
表面的な問題から
本質的な問題が明確になり
その問題の解決方法が
明確になれば、
問題が解決します。
あとはやるだけですから・・・
しかし、これが
どうして人材育成につながるのか?
が見えてきません。
そこで、
そもそも、質問をして、
問題解決するとはどういうことか?
を考えてみたいと思います。
質問をすることで
相手の問題を解決するには
相手の立場に立った質問をする
必要があります。
相手の立場に立たない質問は
取り調べです。
つまり、
質問者が知りたいことを
質問していることになります。
質問者は自分だったら
どう解決するか?を考えます。
そして、
質問者はその解決方法による
質問をします。
しかし、
質問される方は、
違和感しかありません。
質問される内容は、
見当はずれなわけでは
ありません。
むしろ、正論すぎて、
受け入れがたいのです。
耳が痛い質問をされている
気分になります。
つまり、やる気を失います。
問題解決に最も大事な
行動力の源泉である「やる気」を・・・
質問によって
相手にやる気を持って
問題解決に向けて行動して
もらうためにはどうしたら
良いでしょうか?
それは・・・
相手の立場に立って、
一緒に考えることです。
相手の強みや弱みを把握して
相手がやりたくなるような
解決方法を考えてあげることです。
これってどういうことか?
というと・・・
ルービックキューブの裏側が
見えているということです。
ルービックキューブには
6面ありますが、
人は3面しか見ることが
できません。
裏側の3面は見えないのです。
つまり、
相手のことなど、
全部、分からないのです。
それでも、
相手のことを分かるためには
質問をするしかありません。
その時に
質問者にどんな能力が
必要になるでしょうか?
人と人の違いが分かっている
ヒトとコトを分けられる
効果的な質問ができる
コーチング力がある
相手が安心して話せる
傾聴力がある
信頼関係を築ける
コミュニケーション力がある
こんなことができて
はじめて、相手の問題を
質問で解決できるようになります。
つまり、
質問で解決できるようになる
というは、
質問者が成長していることに
なります。
だから、
質問会議のポイントは
トレーニングであるという
ことです。
実際に、昨日、やってみましたが
上手くいきませんでした。
参加者はコンサルタントとして
実績のある方ばかりです。
それでも、
できませんでした。
おそらく、一人でやったら
できたと思います。
しかし、冒頭でも書きましたが、
一人で成果を出すやり方と
チームで成果を出すやり方は違います。
チームでやればよい良い解決策が
生まれるはずです。
これを清宮さんは、
「チーム脳」と言っています。
「チーム脳」は、
1+1みたいな単純な話ではない
ということです。
参加者全員が問題解決に向けて
コーチング的にかかわりあいながら
質問をし合う・・・
おそらく、これが目指すべき
スタイルだと思うのですが、
これをチームでできるようになるには
訓練が必要だと思いました。
逆にいうと、だからこそ、
人材育成になるのだと思います。
今回のブログは
マニアックな内容になってしました。
しかし、
これは組織のメカニズムです。
再現性のある話です。
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