それって、誰の問題なんですか?

先日、社長さんから
こんな相談をいただきました。

 

口だけで何もやらない社員が
いるのですが、
どうしたらやるようになりますか?

 

もう少し話を聞いてみると
口ではいいことを言うようなのですが
実際、自分ではやろうとしない
ということでした。

 

そんな時に、私が、常に聞くのは
「で、どうするんですか?」
という質問です。

 

こんな質問をすると、
だいたいは答えられません。

 

なぜなら、
自分の問題だと思っていないからです。

 

いつもブログで書いていますが、
自分の問題だと思わないと
その問題は100%解決しません。

 

だから、
口ではいいことを言っても
やらないのです。

 

では、どうしたらやるのか?
というと・・・

 

「それって、誰の問題ですか?」
と質問します。

 

最初は、
何を言っているのか?
分からないことが多いですが、
しばらくすると、
自分の問題だと気づきます。

 

そこで、気を付けて欲しいのは、
「あなたの問題です!」と
問題を一人に押し付けないことです。

 

これもいつも言っていることですが、
問題はルービックキューブです。

 

1面だけそろっていない
ということはなくて、
全部、そろっていないのです。

 

その問題を解決しようとしたら、
全体で解決しなければなりません。

 

だから、
本人に伝えるべきは、
「あなたの問題です!」ではなく
「私たちの問題です!」ということです。

 

つまり、
「その問題を一緒に解決しましょう!」
ということを伝えるということです。

 

そもそも、問題があることに
気付けるというのは、
理想の状態がイメージできている
ということです。

 

というのも、
問題というものは、
現実と理想の間にあるものだからです。

 

だから、
問題だと思ているということは、
現実も理想も見えているという
ことです。

 

ルービックキューブ的な問題って、
問題を1つ1つ解決することではなく
理想の状態にいかに近づけるか?
なんです。

 

その時に、
理想をイメージできる人というのは、
チームにとっては貴重な存在です。

 

それを「あなたの問題だ!」と
一人に押し付けたら、
もう、問題を話してくれなくなります。

 

それは、
チームにとっては損失です。

 

だから、
口だけ社員がいてもいいんです。

 

ただ、口だけ言うのでなく、
自分も問題を解決する一員であることを
認識させて、
巻き込んでいくことが大事です。

 

だって、
そもそも、口だけ社員がいるのは、
誰の問題なんですか?という話です。

 

そう、それは、私たちの問題なんです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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