副社長の名前は憶えていないが、ドライバーの名前は忘れない！

昨日、ようやく
映画「フォードVSフェラーリ」
を観に行くことができました！

公開して1ヶ月経っていますが、
ネタバレなしで書きたいと思います。

1960年代半ばのお話・・・

業績好調なフォードが
破産したフェラーリに
買収に持ちかけますが失敗をします。

その時に、
エンツォ・フェラーリに
フォードは馬鹿にされます。

それがきっかけになって、
ル・マン24時間耐久レースで
打倒！フェラーリを目指します。

当時のレース界では、
フェラーリは圧倒的な王者でした。

フォードとしては、
会社一丸とならないと
勝てる相手ではありません。

しかし、そこは大企業。

それぞれの立場で争いが起こります。

クルマを開発して、
レースに出場する人間にとっては
優勝するのが目的です。

それに対しては、
レースに出場する自動車会社にとって
優勝するのは目標にすぎず、
クルマを多く売ることが目的です。

レーサーも会社も
レースに勝ちたいと思っていますが、
そもそもの目的が違うのです。

これが物語のクライマックスに
かかわるところなので、
この辺にしますね！

この続きは、
是非、映画を観て下さい！
（ブログのタイトルは映画を観れば分かります）

さて・・・

今日、お話したいのは、
「目的」と「目標」の話です。

そもそも、
「目的」と「目標」の違いは
なんでしょうか？

今回の映画の例を
もう一度、お話すると・・・・

レーサーは、
優勝するのが「目的」です。

それに対して、
自動車会社は、
優勝するのは「目標」で、
クルマをたくさん売ることが
「目的」です。

同じ、レースで優勝する
ということが、
レーサーにとっては「目的」であり、
会社とっては「目標」です。

ここで、もう一度、
「目的」と「目標」の違いについて
考えてみたいと思います。

「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。

「目的」を達成するために
「目標」があります。

つまり、
「車をたくさん売る」ために
「レースで優勝する」があります。

会社にとっては当たり前の話です。

それに対し、レーサーは、
「レースで優勝する」ために
過酷なトレーニングをしたり、
運転技術を磨きます。

レーサーにとっては
「レースで優勝する」ことが
目的になります。

その目的を達成するために
クリアすべき目標があります。

レーサーと会社の
「目的」と「目標」は、
同じではありませんが、
向かっている方向性は同じです。

それでよいのです。

レーサーの目的が達成されると
会社の目標が達成されて、
結果として、会社の目的も達成する。

これって、レーサーの目的と
会社の目的がつながっている
ということです。

何が言いたいのか？
というと・・・

会社の目的を自分の目的に
する必要はない！ということです。

自分の目的は目的で
もっていてよいのです。

ただ、自分の目的と
会社の目的がつながていれば
よいのです。

そう考えた時に
皆さんの会社において、
会社の目的と社員の目的が
つながっていますか？

ここを意識して話しているか？
なんとなくにしているか？で、
目標達成度は格段と違います。

実は、これが本来の目標管理です。

本来、上司のやるべきことは、
部下の目標達成を管理するのではなく、
適切な目標設定によって、
部門の目標が達成できるように
することです。

こういうことも
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