一貫性を失ったリーダーはつらい・・・

昨日のブログで、
クルーズ船で業務をしていた
厚生労働省の職員が
ウィルス検査を受けずに
職場復帰をしていることを書きました。

 

この時点では、厚生労働省は
こうした職員に検査を受けさせない
と言っていました。

 

しかし、昨日になって、
厚生労働大臣は、クルーズ船内で
事務作業などをした厚労省職員のうち、
ウイルス検査をすると発表しました。

 

また、検査をしなかった理由は、
万一、陽性者が多く出たら
業務に支障が出るからだと
回答したそうです。

 

ピータードラッカーは、
こんなことを言っています。

 

リーダーには
「賢さ」よりも「一貫性」が求められる

 

リーダーの語源は「死」だと
言われています。

 

一線を越えるのがリーダーです。

 

できるかどうか別にして、
やると決めてやるのがリーダーです。

 

また、
これもピータードラッカーは
このようにも言っています。

 

リーダーに関する唯一の定義は、
つき従う者がいるということである

 

つまり、
「ついて」いく人がいなければ、
リーダーにはなれません。

 

「ついて」いく人がいなければ、
リーダーはただの変人です。

 

この人について行こう思う時に
大事なことは「信頼」です。

 

では、どういう時に
「信頼」を感じるでしょうか?

 

そうです。

 

「一貫性」です。

 

だから、リーダーは、
一回言ったことを変えてはいけないのです。

 

言うことが、その場、その場で変わる

 

言っていることとやっていることが違う

 

そんなことをたびたび感じると、
その人に「ついて」行きたくなくなります。

 

そう考えた時に、
今回の厚生労働大臣の記者会見は
「一貫性」を失うには十分でした。

 

昨日のブログで書いたように
厚生労働省は、
封じ込めをあきらめて、
ある程度の感染防止を目指すように
方向転換をしていたのだと思っていました。

 

もし、昨日の記者会見が、
封じ込めをあきらめて、
感染防止を目指すという話であれば
それはそれで「一貫性」のある話
だと思います。

 

それが、
検査を行うということですから、
封じ込めをしようとしているのか?
また、わからなくなってしました。

 

さらに、
周りから言われたら調査をしました!
ということになってしまって、
マネジメントをしていないことを
さらけ出してしました。

 

ただ、厚生労働省の職員さん、
その家族のために、
検査をするのは良いことだと思います。

 

そういう意味では、
「一貫性」を失ってでも、
検査を行うことにしたのは、
まだ、適切な判断ができる証かもしれません。

 

私は責任を取る意味で辞める
必要はないと思いますが、
「一貫性」を取り戻すためにも、
厚生労働大臣を交代をした方がよいと
思います。

 

これから、市中感染が始まります。

 

今までは船の中の話ですが、
今度は、街の中です。

 

今まで以上に、
リーダーの言葉が大切になってきます。

 

そうなった時に、
「信頼」を失ったリーダーでは、
国民がついて行くと思えないのです。

 

一貫性を失ったリーダーはつらいなぁ~
と心からそう思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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