つじつまが合わないところに答えがある

ネットのニュースを見ていたら、
こんなニュースを見かけました。

 

新型コロナウィルスの集団感染が
起こっているクルーズ船で
業務していた厚生労働省の職員が
ウィルス検査を受けずに
職場復帰していたそうです。

 

今のところ、厚生労働省は
こうした職員に検査を受けさせない
方向だそうです。

 

これ、本当なのでしょうか?

 

このニュースを見た時に
どう考えるのか?
を考えたいと思います。

 

私も人間なんで、
厚生労働省は何を考えているんだ!
と怒りを感じます。

 

これだけ感染力が強いウィルスの中で
業務をしていれば、感染しても
おかしくありません。

 

すでに、感染者も4人出ています。

 

そんな人が
職場復帰しているということは
職場でも、通勤でも、
感染の可能性があります。

 

感染を抑えるべき厚生労働省が、
感染を広げている・・・

 

これはとんでもないことです!

 

しかし、よくよく考えてみると、
厚生労働省の職員は、
船に入って仕事しろ!と
命じられているのです。

 

命じられたら、
公務員だから行くしかない
のだと思います。

 

そうなると、
感染する可能性があることは
分かっていると思います。

 

すでに同僚で感染している
職員がいるわけですから・・・

 

中に入って業務をして、
自分の家に帰るのでしょうか?

 

家に帰れば、
家族も感染させる可能性もあります。

 

そんな馬鹿なことをするでしょうか?

 

私なら家に帰りたくありません。

 

何かがおかしいと思うのです。

 

で、私はこう考えます。

 

厚生労働省は、当初、
クルーズ船にウィルスを封じ込めよう
としたのだと思います。

 

しかし、封じ込めている間に
感染者が増えていき、
死者が出る事態になりました。

 

もはや、封じ込めることで、
船内にいる人の生命を
危険にさらすことになる・・・

 

さらに、
対応している職員たちも
疲弊していく・・・

 

現場が支えきれないかもしれない・・・

 

そう判断して、
封じ込めをあきらめたのだと思います。

 

つまり、
戦略が変わったのだと思います。

 

感染を封じ込めることから
感染のスピードを遅ることに・・・

 

ある程度の感染は仕方がないと・・・

 

もう封じ込めることはできない!

 

だから、リスクの低い職員は
検査をしない!と・・・

 

そう考えないと、
やろうとしていることと
やっていることの
つじつまが合わないのです。

 

なるほど・・・

 

昨日のブログで書いた
岩田教授と高山氏との対立も
方向性の違いだと思えば理解できます。

 

あくまでも封じ込めを目指している
岩田教授と
ある程度の感染防止を目指している
高山氏との違い
だったのだと思います。

 

個人的には、
封じ込めを徹底して欲しかったです。

 

しかし、現実的には、
ある程度の感染を防止するのが
精一杯ということなのだと思います。

 

これは現場の問題はなくて
封じ込め戦略を徹底できなかった
トップの問題と思います。

 

トップが方針を明確に示して
ブレずにやり切るべきだったと思います。

 

マネジメントの失敗です。

 

ただ、私がここで言いたいのは、
誰が悪いのか?の話ではありません。

 

なんかおかしいな!と思うような
「つじつまが合わなところ」を
時間をかけて考えていくと
そこに答えがあるということです。

 

これが感情的になると
その答えに気づけなくなります。

 

しかし、冷静に考えると、
感染拡大は避けられないという方向で
国が動いていることが見えてきます。

 

そうなると、
この問題が長引く前提で
ものを考えたほうが良いのかもしれない
と思えてきました。

 

ちょっとネガティブですかね?

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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