成果とは戦略と実行の掛け算である!

ガッカリというべきか?
やはりというべきか?

 

新型コロナウィルスの
基本方針が発表されましたが
その記者会見はあっさりしたものでした。

 

内容としては
①軽い症状の場合は自宅で静養して下さい
②人ごみをいることを避けて下さい
③病院に駆け込んで感染を広げないで下さい
④会社や学校は時差出勤やリモートワーク等
工夫をして下さい

 

新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00006.html

 

これだと、国民としては、
行動を変えようがないというか、
今まで通りだと思います。

 

私も明日のセミナーを
WEBセミナーに切り替えようとしましたが、
参加者の皆さんからの希望もあり、
通常通り開催することにしました。

 

結局、国からお願いもこの程度であれば、
行動を変えるほどにはなりません。

 

そう考えると、
ここ1~2週間が瀬戸際とのことですが
この程度で瀬戸際を
乗り越えられるのであれば、
そんなに深刻でないように思います。

 

また、
菅義偉官房長官は、記者会見で、
新型コロナウイルスへの政府の対応について
「先手先手だと思いますよ。」と回答し、
「自信を持って言い切れるか」
との質問に対しても
「先手先手だと思う」と繰り返したそうです。

 

どうも、私が心配しすぎたようです。

 

なんとかなりそうです・・・

 

って・・・

 

私には思えないのですが、
皆さんはどう思われますか?

 

もし、
この程度でどうにかなるのであれば、
最初から「瀬戸際」なんて言葉は
使うべきではないと思うのです。

 

残念ながら、言っていることと
やっていることが一致していると
思えないのです。

 

こんなモヤモヤを解決する本があります。

 

『戦略と実行』
組織的コミュニケーションとは何か?

清水勝彦 著

 

この本によると・・・

成果 = 戦略 × 実行 です。

 

つまり、
考えたことを実行することで
成果が出ます。

 

通常、戦略は、時間をかけて
練り上げられます。

 

今回の「基本方針」は、
遅いという批判もありますが、
臨床データをもとに考えられる
ものなので、そもそも時間がかかります。

 

これだけ政治家や専門家が
自信をもって言うのですから
適切なんだと思います。

 

だから、あとは、
これを実行すればよいのです。

 

しかし、
実は、「実行」に問題があります。

 

それは「気持ち」です。

 

至極当たり前の話ですが、
「実行」する時に、イヤイヤやるのと
やる気満々でやるのとでは、
成果がまるっきり変わります。

 

それなのに、
考えたことを実行するという時に
考えることには重きを置くのですが、
実行に重きを置かないのです。

 

それは、考えた側が、
あとはやればいいでしょ!
と思っているからです。

 

つまり、
「実行」する人の気持ちを
考えていないからです。

 

今でこそ、
悪人になってしまいましたが、
日産のゴーンさんは
こんなことを言っています。

 

社員には自分たちがどこに行こうとしているのか絶えず知らせる必要があります。
戦略とゴールを明示されることによって社員たちは鼓舞されるのです。

 

つまり、実行する人が、
「これならイケる!」と思えることが
成果を生むことになります。

 

そう考えた時に
今回の基本方針を示された時に
どれだけの国民が「これなら大丈夫!」
と思えたのでしょうか?

 

また、基本方針を作る側が、
国民が「これなら大丈夫!」と
思ってもらえれる
と思って伝えたのでしょうか?

 

そう考えた時に
会社でも同じことが
起こっているように思います。

 

会社が戦略を練って
各部署に伝える時に、
各部署が「これならイケる!」と
思えるものになっているのか?

 

作った側だけが、
「これならイケる!」と思っても、
実行する人の「気持ち」が乗らなければ
成果は生まれないのです。

 

そういう意味では、
成果が出る出ないは、
戦略を作った時点で決まっているのです。

 

戦略を作る時点で
どれだけ実行する人の気持ちに
寄り添えたのか?

 

戦略に込めた想いが
実行する人に伝わっていたのか?

 

そのために必要な
コミュニケーションが取れていたのか?

 

結局、お互いの想いを知らぬまま
実行するから、すれ違うのだと思います。

 

立場によって考えていることが違います。

 

お互い、考えていることが
違ってもよいのです。

 

考えていることが違うから、
そこには対立があります。

 

対立があるのは
悪いことではありせん。

 

大事なのは、
対立から共通点を見つけることです。

 

共通点を見つけるには、
良い悪いの評価をせずに
相手の話を聴いて
相手の背景にあるものを
感じ取ろうとすることが大事です。

 

それが「対話」です。

 

対話ができる組織は最強です。

 

対立を乗り越えて
実行する力があります。

 

コンサルタントとしての私の役目は、
組織内の対話を促進することと
対話ができる人材を組織の中に
増やしていくことです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

大事なことを小冊子にまとめました!

戦略に違いがなくなり、実行力の差が
会社の業績を左右する時代になりました。

実行力を上げるヒントがここにあります!

下のフォームからお申し込み下さい。
PDFでお送りします。
お申込みいただいた方にはメルマガで配信します。
※すでに登録している方はお申し込みできません。
info@robotjinji.com へ直接メール下さい。

小冊子お申し込みフォーム




 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です