自分が任命した管理職を信じられるか?

前回のブログで、
映画「Fukushima 50」に
ついて書きました。

 

内容に触れなったのですが、
気になったことがあるので、
そのことを書きたいと思います。

 

この映画は、
真実に基づいた物語だと
言っています。

 

真実でないというか、
あえて実名にしていないのが、
総理大臣の設定です。

 

言うまでもなく、
当時の総理大臣は、
菅直人総理大臣です。

 

映画では、
単に総理大臣ということに
なっていて、
実名にはなっていません。

 

非常に興味深いことに
映画について、菅直人元総理大臣に
インタビューした記事がありました。

 

菅直人元総理大臣は
映画『Fukushima 50』をどう見たか
菅直人インタビュー
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020030900012.html

 

ご本人は意外にも、
「よくできた映画だ」と
好意的に評価をしています。

 

当時も今も
私が疑問に思っているのは、
総理大臣が福島第一原子力発電所に
行く必要があったのか?
ということです。

 

これについては、
菅直人元総理大臣は、
以下のインタビューの中でも、
東京電力から
適切な情報が入ってこなかったから
だと言っています。

 

生トーク 菅直人にきく
「福島第一原発の視察の意味」

 

それであっても、
このインタビュアが指摘している通り
国のトップが、リスクがある中、
現場に行くべきではなかったと思います。

 

ただ、聞いていて
なるほどな!と思ったのは、
菅直人元総理大臣が、
直接、吉田所長に会って、
信頼に足る人物だと分かったことが
その後のやり取りでプラスになった
と言っていたということです。

 

たしかに、
会ったこともない人間に
日本の将来を任せるのが不安だった
のは分かります。

 

そんな中で、
直接会うことによって、
現場は吉田所長に任せても大丈夫だ
と思えたのだと言います。

 

もっとも、これも
震災から3年以上時間が経ってからの
インタビューですから、
どこまで本当のことか?
分かりません。

 

吉田所長は菅直人元総理のことを
「おっさん」呼ばれしていますから・・・

 

しかし、
逆の言い方をすると、
菅直人元総理大臣が、
直接、福島第一原子力発電所に
乗り込まなければならないほど、
東京電力の本社側が機能していなかった
ということだと思います。

 

本来であれば。
東京電力の本社側が、
菅直人元総理大臣に
吉田所長は信頼に足る人物だから
任せおけば大丈夫です!
と言わなければならなったのだと思います。

 

しかし、
東京電力の本社側がそれだけの覚悟が
できなかったのだと思います。

 

つまり、
管理職を任命した人間が
管理職を信じられなかったから、
このような問題が起こったのだと思います。

 

私が気になったのは、
この部分です。

 

管理職を任命した人間が
管理職を信じられない限り、
組織は機能しないということです。

 

任せたはずなのに
任せた人間がブレてしまう・・・

 

ブレてしまう気持ちも分かります。

 

自分がやっていれば、
状況がすべて把握できるので、
上手くいかない理由が分かります。

 

上手くいかない理由が分かれば、
手の打ちようもあるし、
進捗度合いもつかめます。

 

しかし、任せていると、
状況も把握できないし、
上手くいかない理由も分かりません。

 

手の打ちようがありません。

 

自分だったら上手くできるのに・・・

 

もう任せていられない・・・

 

そう思って、口を出してしまう・・・

 

口を出すのだけれど、
現場の状況が分からずに口を出すので、
余計、現場を混乱させてしまう・・・

 

それが、また、
上手くいかない原因になってしまう・・・

 

この悪循環を止めるためには、
口を出すときに慎重になることが必要です。

 

感情的になればなるほど
ルービックキューブの裏側が
見えなくなります。

 

では、どうしたら、
感情的にならなくなるのか?
というと・・・

 

人を責めないということです。

 

そのためには、
相手の立場を考えて
対話することが大切です。

 

対話の能力が
問題解決には必要なのです。

 

対話についてはコチラを参考にして下さい。

対話力のあるチームになるための3つのステップ

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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