新型コロナウイルスのおかげで
全く、そんな気分になれませんが、
今日は４月1日です。
新入社員が初出社する会社も
多いと思います。
新しい門出にメッセージを
贈るということがあると思います。
今年入社する新入社員は
内定が決まった時には
想像もしていなかった状況での
新生活を迎えることになります。
まさにVUCAな時代です。
そんな時代の新入社員に
贈るとしたらどんなメッセージ
がよいでしょうか？
そんなことを考えてみました。
私なら、
新型コロナウイルスに
立ち向かっている医療関係者の方
の話をすると思います。
この新型コロナウイルスには
確立した治療薬はありません。
だから、治してあげることは
できません。
それでも、毎日のように、
患者さんが運ばれてきます。
元気になって退院するよりも
はるかに多くの患者さんがやってきます。
終わりが見えない戦いです。
彼らは自分が感染するリスクが
あることも承知で治療に
当たっています。
彼らに恐怖がないか？と言えば
そんなことはないと思います。
それでも彼らは逃げることなく、
自分の仕事をしています。
世の中には解決できる問題ばかり
ではありません。
どうにもならないこともあります。
これから仕事をしていく中で
そんなことがあるかもしれません。
もちろん、先輩や仲間に助けを求めて
解決することは大事です。
一人で抱え込むことはありません。
でも、やるべきことを全てやっても
解決できないこともあると思います。
そんな時でも、仕事を投げ出さないで
最後までやり切って欲しい
と思います。
理由は３つあります。
その時は上手く行かなくても、
次は上手く行くかもしれないからです。
上手く行かなった経験が
次に活きてくるかもしれません。
その時にやり切らないと
何が原因で上手く行ったのか？
学べないからです。
自分に何が足らなくて、
何を学べばよいか？
やってみないと分からないのです。
逆にいうと、
それを学べばできるようになるのです。
だから、上手く行かないからといって
あきらめないで欲しいのです。
これが１つ目の理由です。
２つ目の理由は・・・
負け癖をつけて欲しくない
ということです。
上手く行くか行かないかではなく
あきらめてやらないことが続くと
それが当たり前になります。
あきらめることが当たり前になると
あとちょっとで上手く行くという時に
踏ん張れなくなります。
上手く行くか行かないかは
実は紙一重なんです。
ほとんどの人は上手く行く前に
あきらめてしまいます。
上手く行くためには
やり続けるしかないからです。
そして、最後に、３つ目の理由は・・・
頼りにしてくれる人がいる
ということです。
仕事には必ず相手があります。
その相手は困っています。
相手は困っているので、
仕事を依頼しています。
あきらめるというのは、
その人を見捨てることになります。
今、新型コロナウイルスの
医療現場に従事している人が感じて
いるのは、そういうことじゃないか？
と思うのです。
薬もないので、治せるわけでもない。
人工呼吸器にも数があって
全ての人にいきわたるわけでもない。
やれることがなくなっているかもしれません。
それでも、あきらめられない。
なぜならば、彼らは、
患者さんの希望だからです。
強く強く必要とされているからです。
人の役に立っていると思えるから
自分の価値を感じることができます。
自分の価値を感じることができるから
自分を大切にすることができます。
自分を大切にできるから、
いい人生を送れます。
人は自分だけでは自分の価値を
感じることができないのです。
相手がいること。
そして、
相手から強く必要とされることで
自分の価値を感じることができます。
人から強く強く必要とされることで
よりよい人生を送ることができます。
これから社会に出て、
仕事をする中でどうにもならないような
ことが起こるかもしれません。
そんな時に、
新型コロナウイルスと闘っている
医療従事者の方を思い出してもらえると
ふんばれるんじゃないかな？と思います。
結局、新入社員だけではないですね！
私も読んで下さっている人がいるから
毎日書き続けることができます。
世の中は誰かの仕事でできている。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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