なぜ、書いてあるものを読んではいけないのか?

昨日、ようやく、
「緊急事態宣言」が出されました。

 

冒頭の安倍総理の言葉

 

医療現場の方々への感謝から始まり
中小企業事業者のへ配慮
東日本大震災の時の話

 

今までの中で
一番良かったと思います。

 

「緊急事態宣言」発令で安倍首相が会見
(2020年4月7日)

 

ただ、一生懸命、説明をしていました。

 

正確なことを言わなければならない
のも分かります。

 

失言をしたり、
変な誤解を与えるようなことが
あってもいけません。

 

だから、
確実に伝える必要があります。

 

しかし、
あらかじめ用意したものを読んでも、
相手は動かないのです。

 

今回のコロナウイルスの問題は
危機感のない人にどうやって
行動を変えてもらうか?
です。

 

行動変容が求められます。

 

そのためには、
熱い想いを伝える必要があります。

 

怒っているなら怒りを!

 

悲しんでいるなら悲しみを!

 

国民を守りたいならその決意を!

 

伝える必要があります。

 

その時に、
あらかじめ用意したものを読んでも、
熱い想いは伝わりません。

 

なぜなら、
伝えている人以上に
相手は熱くならないからです。

 

これは、一昨年、出場した
リボーンアワードで思い知らされました。

 

リボーンアワードというのは、
ブログの師匠である板坂裕次郎さんが
年に1回、開催するイベントです。

 

200人以上の経営者の前で
自分の半生を振り返って
プレゼンをするというものです。

 

リボーンアワード2018 エンディング

 

一昨年(2018年12月)、
私も出場させていただきました。
(出場させられたのですが・・・)

 

そこで、
求められたミッションは
聴いている人の魂を震わせろ!
ということです。

 

魂を震わせるというのは、
感情を揺さぶれ!ということです。

 

しかし、
役者でない限り話をするだけで、
聴いている人の魂を揺さぶる
ことはできません。

 

なぜなら、
感情は湧き上がってくるものなので、
コントロールすることができないからです。

 

では、やってみましょうか?

 

「悲しくなって下さい」

 

たぶん、難しいと思います。

 

「楽しくなって下さい」

 

これも、難しいと思います。

 

つまり、感情を揺さぶるって
難しいのです。

 

では、どうすればいいのか?

 

それは・・・

 

本気で伝えようとする姿を
見せるしかありません。

 

その姿を見て見ている人が
結果として、心を揺さぶられるのです。

 

そう考えると
書いてあるものを読んでいる人を見て
誰が心を揺さぶられるか?
という話です。

 

リボーンアワードでも
結局、一番記憶に残るのは、
話すのが上手い人ではなく、
自分の言葉で自分のことを話す人です。

 

つまり、上手く話そうとか、
正しく話そうということに
意識が向いているうちは
想いは相手に伝わらないのです。

 

安倍総理に日本を救いたい
という気持ちがないとは思えません。

 

そういう気持ちがあるからこそ、
激務に耐えているのだと思います。

 

周りから批判されても
総理を続けられるのだと思います。

 

だとするならば、
その想いを聴きたかったです。

 

そう考えると、
全てを一人で伝えるには
限界があったように思います。

 

記者の質問には
少々お疲れの様子も見れました。

 

総理大臣は想いを伝え、
政策は別の人が説明したほうが
良いのかもしれません。

 

ただ、
日本の難しいところなんですが、
総理大臣というのは、
行政機関のトップです。

 

国家元首ではありません。

 

だから、原則として
政策を説明する立場なんだと思います。

 

これに対して、
大統領は、共和制国家の国家元首です。

 

国家元首ですから、
国を代表する者として
国民に語りかけることができます。

 

そう考えると、
日本の総理大臣には立場的な限界がある
のだと思います。

 

そう考えると
日本という国は
構造的に「ビジョン」を描きづらい国
なのかもしれません。

 

だからこそ、
常に「ビジョン」を意識したいですね!

 

3ヶ月後、
どうなっていたらいいでしょうか?

 

まずは、
そこを描くことがスタートだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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