北朝鮮が南北共同連絡事務所を
爆破したそうです。
北朝鮮 共同連絡事務所の爆破映像を放送 朝鮮中央テレビ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200617/k10012473671000.html
韓国に対して
対米交渉の遅れに抗議するため
だと言われています。
また、ナンバー2が
前面に出てきているので、
国内外に対して
誰がリーダーを分からせるため
だとも言われています。
いずれにしても、
武力を使って注目を浴びることで
影響力を発揮しようとしています。
その勇ましい姿を見て、
リーダーとして頼もしく思う人も
いるかもしれません。
また、恐ろしいと思って
言うことを聞こうと思って
従う人もいるかもしれません。
そう考えると、
力によるマネジメントは
組織をまとめるのに有効な方法に
見えるかもしれません。
しかし、
この方法には危険が伴います。
なぜならば、
リーダーだと認めてもらうために
常に、誰かを攻撃しなければならなく
なるからです。
大した問題でなくても
問題にしなければならなくなります。
問題を大きくして、
相手を追い込んで自分の主張を通します。
相手が譲歩してくれるうちは
有効な方法ですが、
相手が譲歩しなくなると、
一気にお互いの関係が崩れます。
相手が関係を悪くしたくないと
思っている限り有効ですが、
相手がどうでもいいと思ったら、
破滅に向かいます。
非常に危険な状態なやり方です。
やめたほうがよいと思いますが、
そのやり方を選択する限り
仕方がありません。
このような問題はどのように
解決したら良いのでしょうか?
国際紛争のプロフェッショナル
アダム・カヘン氏は、
「コラボレーション」によって
問題解決をしています。
「コラボレーション」とは
お互いに手を組む(協働)ということです。
敵対しているもの同士、
お互いに手を組むことは
簡単ではありません。
アダム・カヘン氏は、
コラボレーションするためには
3つのステップがあると言っています。
第一ステップは、
対立している相手と
一緒に協働することはできると
受け入れることです。
第二ステップは、
とりあえず、できそうなことで
対立している相手と
一緒に協働してみることです。
第三ステップは、
相手が変わらなければならない
という考えを手放すことです。
第三ステップは難しいのですが、
相手は変わらないといけないというのは
自分も変わらなければならない
ということです。
相手に変わることを求めて
自分は変わらないというのは、
一貫性がありません。
自分が正しいということに
固執しすぎると相手を攻撃します。
自分が正しくないとすると
相手が正しくなってしまうからです。
だから、
相手が正しくないと
必死に証明しようとします。
でも、それは、
自分と相手が違うだけの話です。
だから、
自分と違うものを敵と認識しない
ことが大事です。
自分と違うことは脅威ではない!
この考えに至った時に
「コラボレーション」が実現する
と言います。
参照:「敵とのコラボレーション」
それでも、アダム・カヘン氏は
「コラボレーションが唯一の解決方法ではない」
と言っています。
強引にものごとを進めることも
今の現状の受け入れることも
交渉の席を立つことも
選択肢の1つだと言っています。
つまり、
なんでもかんでも解決できる!
と思うことが、
実は、問題解決の選択肢を狭める
ということなんです。
「なんでもかんでも解決しない!」
そういうスタンスでいると
不思議と解決するんです。
それを無責任だと言われれば
そうなんでしょうけど、
いつも谷をくぐっている時の感覚って
これに近いように思います。
目の前の問題ではなくて、
最終的にどうなりたいのか?
に意識を向けることが大切だと
思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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