手放さないと生き残れない

宝塚歌劇団の女性が亡くなった問題で、
歌劇団が記者会見を行いました。

 

亡くなった女性は、
以前から、
上級生からハラスメントを受けていた
と家族に相談していたそうですが、

 

宝塚歌劇団側は、
調査を行った結果、
上級生による
パワーハラスメントやいじめは
なかったとしました。

 

しかし、
調査については、
4名が聴取を辞退しており、
全員から話を聴けていないなど
不十分な印象を受けました。

 

ビックモーターにしても、
ジャニーズ事務所にしても、
日本大学にしても、
第三者から見ると、
そりゃ無理があるよね!と思われる内容を
平気な顔をして発表するのですから
本当に不思議です。

 

実際に起っている事実に目を向けず、
こうあるはずだ!こうあって欲しい!
という思い込みに
囚われているのではないか?
と思います。

 

記者会見の中でも、
歌劇団の木場理事長は、

「伝統の中で守っていかなければ
ならないものもある」

「全てがおかしい、全てが変えないと
いけないとは思ってない」

と発言をしており、
起こった事実よりも、
現状維持を優先しているように見えます。

 

問題解決をする時に大事なことは、
いったん、手放すことだと思います。

 

いつもブログに書いていますが、
ものごとはルービックキューブなので、
持っている限り、3面しか見えません。

 

ものごとには、必ず、見えない面があって、
その見ない面を見ようとすると
持っている手を手放す必要があります。

 

今回も
パワーハラスメントやいじめはなかった
という結論ありきで、
問題解決をしようとしているように見えます。

 

結論ありきで見ると、
どんな事実も受け取ることができません。

 

人が亡くなっているという事実でさえ
ちゃんと受け取っているようには見えません。

 

自分が見たい結果にとらわれている組織は
事実を受け止めることができないので、
問題を認識できません。

 

問題を認識できないと、
変わることができません。

 

変わることができない組織は、
周りの変化について行けないので、
結果的に生き残ることができません。

 

生き残ろうと
伝統にしがみついたことで、
皮肉なことに、
取り残されることになります。

 

今回の宝塚歌劇団も
手放せないために
見えていないのは当事者だけ
という状態になっています。

 

宝塚歌劇団を残したいのであれば、
いったん手放して、
一から作り直すつもりで変わらないと、
ビックモーターやジャニーズ事務所のように
世の中から退場せざるを得なくなると
思います。

 

どんな組織にも
大事にしているものがあると思いますが、
本当に大事なものは何なのか?
それを見誤ると、その大事なものも
守れなくなるかもしれません。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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