昨日に引き続き、
セミナーのご紹介です。
昨日のブログでは、
経営者の方が
”いい会社”にしようとすればするほど、
上手く行かないのではないか？
という話をしました。
その理由は２つあって、
１つ目は・・・
「社員を家族だと思って大切に育てよう！」
とすることです。
詳しくはこちらをご覧ください
今日は２つ目について書きます。
２つ目は・・・
「ビジョンを浸透させよう！」
とすることです。
「ビジョン」はあったほうがいい！
という話を聞くことが多いと思います。
この「ビジョン」という言葉が
適切に理解されていない
ように思います。
ふつうは、「ビジョン」というと、
目指すべきものとか、
カッコイイもののように
理解されているように思います。
そうなると、
なかなか「ビジョン」を描くのが、
難しく感じられるようになります。
なぜなら、
大した「ビジョン」でなければ、
自分に価値がないように感じるからです。
周りの目を気にすると
「ビジョン」を語るなんで
気恥ずかしい感じがします。
しかし、
そもそもの「ビジョン」の意味は
単なる映像です。
例えば・・・
夏の暑い日に家に帰って
冷蔵庫を開けた時に、
目の前に何がありますか？
それが映像で浮かべば、
その映像が「ビジョン」です。
「ビジョン」に良いも悪いもなくて
単に映像で見えるものが
「ビジョン」です。
そう考えると、
「ビジョン」というものは、
それほど難しいものはなくて、
何かをしようと思ったら、
常に「ビジョン」を描いています。
明日のスケジュールをイメージできれば
それが「ビジョン」です。
問題は、この「ビジョン」が
人によって違うということです。
「ビジョン」が違っているので、
組織で何かをしようとしたときに、
イメージがズレるのです。
で、自分のイメージ通りにならないので
経営者の方は、イライラするのです。
「どうして、そうなるかなぁ～」
みたない話です。
そこで、
経営者の方はどう考えるか？
というと・・・
「ビジョン」を浸透させよう！
と考えます。
自分のイメージ通りに
人が動けば上手く行くと考えます。
しかし、どうでしょう・・・
人はコントロールされるのを
嫌います。
相手を思い通りに
動かそうとすればするほど
抵抗されます。
社員から抵抗されるとどうするか？
というと・・・
実力を行使します。
怒ったり、脅かしたり、無視したり・・・
私も子どもが言うことを聞かない時に
よくやりました。
昨日のブログにも書いた通り
基本、子育てと同じです。
そうすると、子どもはどう考えるか？
親の言う通りにしよう
と考えます。
職場も同じです。
経営者から厳しく言われると
社員はそれに従おうとします。
言われたことを
ちゃんとやろうとします。
その結果、社員は考えなくなります。
自律的に動いてもらおうと思って、
「ビジョン」を伝えたのに、
結局、社員は考えなくなる・・・
これは、
経営者が悪いという問題ではなく、
構造上の問題です。
誰がトップに立っても
同じようになります。
私が祖父の会社で常務をやっていた時も
部下を怒鳴りつけていましたし、
子育てでも同じことをしていました。
力があれば、
力でねじ伏せようとする・・・
だから、誰であっても、
上の立場になれば、同じ現象が起こります。
人の問題ではないのです。
だとしたら、どうしたらよいのか？
「構造」を変えればいいのです。
上から下ではなく、
下から上の動きにすればよいのです。
「ビジョン」の浸透というのは、
上から下です。
上が作った「ビジョン」を
下に浸透させようとするとから、
抵抗されるのです。
逆に「ビジョン」に人が集まってくる
ようにしたらどうでしょうか？
「それイイですね！」
「私もそれを実現したいです！」
と言われるような「ビジョン」です。
これが「共通のビジョン」です。
この「共通のビジョン」には
作り方があります。
単に、社長と社員のビジョンを
まとめるだけではうまくいきません。
では、どうやって
「共通のビジョン」をつくるのか？
「対話」をするればいいのです。
「対話」というのは、
相手の背景を感じながら話し合う
ということです。
説明を聞いても、
わかったようなわからないような
話だと思います。
それでは伝わったことにならないので、
実際に体感していただきたいと
思っています。
人はやったことからしか学べません。
ということでセミナーを開催します。
是非、ワークを通じて、
「共通のビジョン」の作り方を
体験したい方はご参加ください。
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