経営理念を唱えてもビジョンは達成しない

昨日は、祝日でしたが、
お客様の会社で研修をしました。

 

勉強熱心な会社さんです。

 

勉強熱心なのは「強み」です。

 

実は、半年前から、
コロナ禍で研修を中断していました。

 

しかし、ここにきて、
パソコンも一人一台用意して
ZOOMでも研修できる環境が整いました。

 

そこまでしてでも学ぼう!
という熱意が伝わってきます!

 

そうなってくると、
何としても成果を上げてもらおう!
という気持ちになります。

 

時間は6時間!

 

ZOOMで研修をするには
十分すぎる時間ですが、
成果を出すには時間が足りません。

 

そもそも、
研修でできることには限界があります。
(しかも、ZOOMで・・・)

 

成果を上げるプロセスには
5段階あります。

 

「知らない」

「知っている」

「やってみる」

「わかる」

「できる」

「している」

 

研修でできることは、

 

「知らない」

「知っている」

「やってみる」

までです。

 

研修の中で、
新しい知識を得て、
考える時間を準備して
やってみてもらう・・・

 

やってみて、
研修中はわかったつもりになっても
いざ、やってみるとできない・・・

 

現実は、
こんなものだと思うのです。

 

実際は、
「やってみる」⇔「わかる」
を繰り返すことで、
ようやく、
「わかる」ようになります。

 

しかし、
わかっていても
できるようにはなりません。

 

これも
「わかる」⇔「できる」
を繰り返すことで、
ようやく、
「できる」ようになります。

 

「やってみる」⇔「わかる」も
「わかる」⇔「できる」も
繰り返すことが必要です。

 

そうなった時に、
研修中だけでは、
繰り返すには限界があります。

 

だから、
本当に大事なのは、
研修が終わった後も
学んだことを繰り返したくする
ということです。

 

経営理念を唱えても
その瞬間はその気になっても、
日々の仕事の中に入ってしまうと
わかっていても、
できないということが起こります。

 

それはなぜか?

 

経営理念が
日々の仕事になっていないのです。

 

それは、
当たり前の話で、
簡単に実現できるようなことを
経営理念にはしません。

 

実現困難な高みを目指すからこそ
組織が成長するのです。

 

そう考えると、
経営理念は日常の仕事から
離れたところにあります。

 

そのため、
日々の仕事と経営理念が
切り離されているように感じるのです。

 

だから、
経営理念を唱えているだけでは
ビジョンは達成しないのです。

 

夢みたいな話・・・

 

どこから遠い世界の話・・・

 

いつか達成したらいいよね!

 

その程度の想いだと
いざ、困難が目の前に現れた時に
あきらめてしまうのです。

 

何としても
実現したいと思うためには、
経営理念と日常の仕事をつなげる
必要があります。

 

しかし、
仕事に追われていると
なかなか、つながる意識が持てません。

 

だから、時間をとって、
日々の仕事と経営理念を
つなげる作業をする必要があります。

 

実は、社長は、
日々の仕事と経営理念をつなげる
必要はありません。

 

なぜなら、
社長の日々の仕事は、
経営理念を実現するための
仕事だからです。

 

自分がそうだから、
わざわざ、
日々の仕事と経営理念をつなげる
必要があるとは思っていないのです。

 

しかし、
社員さんの場合、
目の前の仕事で精一杯ですから、
時間をとって、
つなげないとつながりません。

 

では、どうすれば、つながるのか?

 

それは、
次のように質問すればよいのです。

 

経営理念が実現した時に
あなたにとってどんないいことが
ありますか?

 

急に言われても、思い浮かびません。

 

だから、一緒に考えてあげるのです。

 

例えば、
お客様に信頼され、社会に貢献する!
という経営理念であったとしたら、
社員にとってどんないいことが
あるでしょうか?

 

私ならこう考えます。

 

お客様から信頼されるということは、
細かいことは言われずに、
とにかく任せてもらえる
ということです。

 

任せてもらえるようになると
自分のペースで仕事ができるので
仕事へのモティベーションが上がります。

 

つまり、
お客様から信頼される
という経営理念は、
仕事をする上で悪くないのです。

 

このように

 

社員から
経営理念っていいよね!
と思ってもらえること。

 

これがつながるという意味です。

 

いったん、つながると、
普段、仕事をしながらでも
経営理念を意識できるようになります。

 

そんなに難しいことではないのですが、
手間をかけて丁寧に根気よくやる
必要があります。

 

この手間をかけられる経営者の方が
少ないように思います。

 

最初は時間がかかっても、
後々、大きな成果となって返ってきます。

 

それを信じられる人のみ
チームで成果を上げることができるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

効き脳コーチングしませんか!

効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)

効き脳コーチングの詳しいことはコチラ

効き脳コーチング

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です