言えないよ!が問題か?

昨日は、
チームビルディングの仲間で
研修をしました。

 

コンサルティングをしている時の
課題を解決するための
コンテンツ作りをしています。

 

今回のテーマは、
「言いたいことが言えていない」
ということです。

 

チームビルディングの公式は
「人」×「しくみ」×「関係性」です。

 

「人」がもっている
情報、技術、知識、やる気は、
一人だけでは大きな成果を生みません。

 

では、人が集まれば、
大きな成果が上がるか?というと
人と人はバラバラなので、
打ち消し合ってしまって
成果が出ません。

 

バラバラなものを整えるためには
「しくみ」が必要です。

 

「しくみ」というのは、
目的だったり、会議だったり
ルールだったり、面談だったり、
みんなで一緒にやるためのツールです。

 

ツールを活用することで
バラバラなものが整ってきます。

 

そうすることで、
初めて、話し合いが意味を持ちます。

 

バラバラで話をするより
共通の目的をもって、
会議や面談をした方が成果が出ます。

 

こうやって成果が上がるのですが、
そもそも、「人」が持っている
情報、技術、知識、やる気を
表現してもらわない限り、
チームビルディングは機能しないのです。

 

だから、チームビルダーとしては、
「言いたいことが言えていない」
というのは困るのです。

 

これが今回の課題です。

 

では、
どうやって言えるようにするか?

 

ここで大事な考え方が、
「アサーティブ」という考え方です。

 

「アサーティブ」というのは、
自分の考え方をその場にふさわしい方法で
表現するということです。

 

「アサーティブ」になるには、
①自分の気持ちをはっきりさせる
②自分も相手も大切にしているかを判断する
③大切にしていると判断したら伝える
が必要です。

 

これを説明してもわからないので、
「アサーティブ」が体感できる
ワークをやってみました。

 

言いづらいシチュエーションを
設定して、その中で、
与えられたセリフを言う
というものです。

 

例えば・・・

 

「お金を貸してください!」
というお願いをしたとします。

 

これに対して・・・

 

A:なんで貸さなきゃいけないの!

 

B:いいよ!貸してあげる!

 

C:貸してあげたいけど、
私もお金がないから、貸せません。

 

この3つの答え方をした時に、
言われた方はそれどう思うか?
言ったほうがどう思うか?
を考えるワークです。

 

B:いいよ!貸してあげる! が、
一番ストレスがないように感じます。

 

しかし、
B:いいよ!貸してあげる!
と言ったとしても、
心からそう思っている場合と
無理に言っている場合があります。

 

無理に言っている場合は、
言いたいことが言えていない
ということになります。

 

この時に大事なことは、
言わない選択を自分で決めているか?
相手に気を遣って言っていないのか?
をハッキリさせることです。

 

自分で決めていれば、
問題にはならないはずです。

 

しかし、相手に気を遣って
言っていないとすると、
それは相手のせいになります。

 

しかし、実際は、
言っていないのは自分なので、
自分のせいです。

 

自分が言わない選択をしているので
相手は悪くないのです。

 

つまり、
自分が言わない選択をした結果を
引き受けなければならない
ということです。

 

そう考えた時に
あらためて、
言わなくていいんですかね?
という話です。

 

言ったことで起こることも
言わないことで起こることにも
自分で責任を取らなければならい
ということです。

 

昨日の勉強会では、
研修のコンテンツの中でそんなことが
伝わればよいのではないか?
という話になりました。

 

単に言いたいことが言えればいい
ということではなくて、
言うか?言わないか?も含めて
自分で選ぶことが大事なのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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