コミュニケーションをデザインしているか?

先日のブログで、
どうしてテレワークが上手くいかないのか?
について書きました。

 

その理由として、
テレワークでできる仕事を
テレワークでできない仕事を
分けて考えないからだと書きました。

 

今日はこの使い分け方について
書いてみたいと思います。

 

いつもブログに書いていますが、
ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。

 

①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?

 

「方法の適切さ」について考えます。

 

ちゃんと仕事しているか?
ということです。

 

ちゃんと仕事しているか?を
確認をするような場合、
テレワークでも十分に確認することが
できると思います。

 

②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?

 

「目的・目標の適切さ」について考えます。

 

今やっている仕事で成果が出ているのか?
ということです。

 

いわゆるPDCAサイクルを回す
ということです。

 

会社や部署の目標が明確になっていれば、
テレワークでも確認はできると思います。

 

ただ、目標が明確になっていなかったり、
目標が適切でなかった場合には、
社員の能力や経験が不足していると、
テレワークでは難しいかもしれません。

 

③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?

 

「目的・目標設定の信念・価値観など」
について考えます。

 

会社や部署の目的が本当によいのか?
を考えるということです。

 

今まで通り仕事をしていて
うちの会社が大丈夫なんだろうか?
ということです。

 

例えば・・・

 

今まで売れていたものが
売れなくなったとか・・・

 

今までの働き方を変えるとか・・・

 

新しいビジネスモデルを考えるとか・・・

 

前提になっているようなことを
見直すような話をする場合に
テレワークで話し合うには
無理があります。

 

トリプルループのコミュニケーションは
イノベーションを生み出す
コミュニケーションです。

 

お互いに意見を出し合いながら
新しいものを作り出す
話し合いが必要です。

 

新しいものを生み出すには
違いがなければなりません。

 

同じであれば、
ダブルループ的な
コミュニケーションで十分です。

 

しかし、
答えが一つでないような問題を
解決しようとしたら、
自分の意見を伝える時に、
なぜそう思うのか?という
自分の背景も伝え、

 

相手の意見を聴く時に、
相手がなぜそう思うのか?という
相手の背景を理解しようとする
必要があります。

 

お互いのズレ(同じでない)を
「対立」ととらえるのではなく
「違い」と認識して、

 

その「違い」を認めた上で、
率直に話し合うことで、
良い悪いの判断を越えて
新しい未来を創っていくことが
対話です。

 

いわゆる「改善」なら、
ダブルループのコミュニケーションで
進めることができますが、
「改革」となると、
トリプル―プのコミュニケーションが
必要になります。

 

問題解決において、
どのレベルのコミュニケーションが
必要なのか?を判断して、
使い分けることが大事なのです。

 

つまり、これが、
コミュニケーションをデザインする
ということです。

 

すぐに問題解決に飛び着くのではなく
どうのようにコミュニケーションで、
解決するのか?

 

それをイメージすることから
始めることが大事なのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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