社員が危機感を持つには?

先日、ネットニュースに
星野リゾートの星野社長が
「倒産確率」を社員に知らせたワケ
という記事があがっていました。

 

星野リゾート代表が「倒産確率」を社員に知らせたワケ
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc2711747ea9aa288b61e2681e53504f38157570

 

星野リゾートでは、
「倒産確率」を社員に知らせたら
社員が自ら動き出したそうです。

 

経営者の方からは、
「社員に危機感を持たせたい」
というような声を聞きます。

 

ただ、「倒産確率」を
社員に知らせることで、
社員に危機感を持ってもらえる!
なんて、思わないほうがいいですよ!
という話です。

 

普通に、社員に
「倒産確率」なんて見せたら、
ただ、辞めていくだけです。

 

社員にしてみたら、
つぶれる可能性があるのであれば
早いところ、転職したほうが
いいですから・・・

 

経営者は、
最後まで船に残らないと
いけないかもしれませんが、
社員はいつだって
船を降りることができます。

 

だから、
「倒産確率」というのは、
社員にとっては、
船を降りるタイミングを計る
だけのものになります。

 

では、どうして、
星野リゾートでは、
「倒産確率」を知らせることで
社員が動きはじめたのでしょうか?

 

それは・・・

 

もともと、
社員たちに自分たちで決めてやる
という習慣が身に付いているからです。

 

星野リゾートでは、
役員会のような意思決定の会議に
誰でも参加できるし、
自分で議案を持ち込んで
話し合う権限が認められています。

 

それは、コロナの前から
そうなっていました。

 

つまり、普段から、
情報が十分に共有されていて
自分で考え、自分決める環境が
整っているのです。

 

このような環境の中で、
「倒産確率」が共有されることで
より具体的な行動を取れるようになった
だけと思います。

 

だから、単に
「倒産確率」を共有すればよい
という話ではないのです。

 

「社員に危機感を持たせたい」
というのであれば、
社員に決めさせるようにする
必要があります。

 

このブログで
何度もお伝えしていますが、
人は自分で決めない限り、
自分事にはなりません。

 

自分で決めるというのは
任せるということです。

 

任せたら、口出しをしない!

 

口を出したら、
社員は他人事になります。

 

結局、上司の一言で決まる
と思われてしまうからです。

 

とはいえ、
完全に任せることは難しいです。

 

では、星野リゾートでは
どうしているのでしょうか?

 

星野社長は、
HNK プロフェッショナル
仕事の流儀

の中で、このように言っています。

 

何が正しいのか?は
誰にも分かりません。

社員が話し合って決めたことは、
その話し合いのプロセスが適切であれば
その結論に従います。

 

プロセスが適切というのは、
どういう意味なんでしょうか?

 

それは・・・

 

共通のビジョンに対して、
正確な情報のもと、
それぞれの立場の意見が出されて
とことこん議論した上で決める
ということだと思います。

 

だから、
社員が危機感を持つには、
共通のビジョンと
正確な情報と
とことん議論して決める習慣が
必要なのです。

 

そして、実は、
チームビルディングコンサルティングで
行っているのが、このプロセスです。

 

共通のビジョンを決めて、
現状を把握する「しくみ」を整えて
共通ビジョンと現状のギャップを明確にし
そのギャップを埋めるために、
自分たちで議論して計画を立てて、
実行する。

 

これを繰り返していくことで、
「実行力」のある組織になります。

 

情報が自由に手に入る世の中で
戦略では差別化できなくなっています。

 

大事なことは、
その戦略を実行できるか?です。

 

チームビルディングは、
その「実行力」を上げることができます。

 

チームビルディングコンサルティング
ご興味のある方はご連絡下さい。

 

info@robotjinji.com

 

今であれば、
お引き受けできると思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

 

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