多様性のチャンスを失ったTOKYO

昨日はチームビルディング経営塾の
第4回目でした。

 

今回のテーマは「アサーション」です。

 

あまり聞いたことがない言葉
だと思います。

 

実は、
日本語に訳すことができません。

 

なぜなら、
その概念が日本語にないからです。

 

では、あえて言葉にすると
どうなるのか?というと・・・

 

言うべきことを言いながら、
相手の気持ちも考えて、
歩み寄りながら、
物事を進めようとする
コミュニケーション

 

こんな感じになると思います。

 

チームビルディングの基本は
人と人が違うということです。

 

違っているのが前提なので、
相手を否定することなく
話し合わなければ、
一緒にやっていけません。

 

その時に必要な考え方が
「アサーション」なのです。

 

まさに、今、
オリンピック・パラリンピックの開催
に関する議論に足りないのが
「アサーション」です。

 

元日本サッカー協会会長の川淵三郎さんが

国民の大半は
開催に賛成していなかったが、
ここに来て
『オリンピックはしょうがないかな』
という形で認めてもらっている

と発言をしました。

 

私はこの発言を聞いて
しょうがないかなという形で
認めることが、
本当に認めたことになるのか?
と思うのです。

 

なし崩し的であり
妥協でしかありません。

 

言いたいことを言って、
相手の立場を考えたり、
歩み寄りながら
決まったことではないと思います。

 

本来であれば、
主催者である国や東京都の長が
どうして、このコロナ禍でも
オリンピック・パラリンピックを
開催することが必要なのか?
という想いを説明すべきでした。

 

それは、決して、
国民が納得できる話ではない
かもしれません。

 

しかし、そこからがスタートで、
国際的な約束であるとか、

スポンサーに出資してもらっていること

スポーツ業界の存続を左右すること

スポーツ選手にとっても競技人生を
左右することになること

オリンピックを目指して復興を目指してきた
東北の方々の想い

そういったものが表現され伝わることで、
それぞれの立場を思いやって、
コロナ禍で負担になるかもしれないけど、
オリンピック・パラリンピックを開催しよう!
という機運が生まれてくるのだと思います。

 

国や東京都が覚悟を決めて、
「やる!」と言わないから、
議論が深まらなったのだと思います。

 

今回のオリンピックのポイントは、
パラリンピックだと思っていました。

 

多様な背景を持った人々が
一定のルールの中で競技をする
パラリンピックが多様性を受け入れる
第一歩になると考えていました。

 

背景が違うから、黙っていたら、
一緒に競技はできません。

 

自分の状態を表現して、
お互いに配慮をして競い合う

 

多様性というのは、
一人ひとりが違うという意味です。

 

多様性を認めるというのは
その違いをお互いに主張し合って、
お互いが歩み寄ることです。

 

そのベースにあるのが、
「アサーション」

 

つまり・・・

 

言うべきことを言いながら、
相手の気持ちも考えて、
歩み寄りながら、
物事を進めようとする
コミュニケーション

 

コミュニケーションによって、
いかにして、多様性を乗り越えるのか?

 

今回のパラリンピックは、
そういったことを学ぶ機会になる
と思っていたのに・・・

 

結局、議論もなしに
なし崩し的に開催されることが
残念でなりません。

 

年功序列
終身雇用
総合職と一般職
働く夫と専業主婦
正規社員と非正規社員
男性と女性

 

それぞれが違うモノとして、
分離して、
交わらないようにしているうちは
多様性を受け入れることは
難しいのかもしれません。

 

人は急には変われない

 

でも、あきらめずに、
できることからやってみる・・・

 

私はチームビルディングを通して
多様性が認められる社会の実現に
貢献していこうと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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