ビジョンもミッションもないから変われない

自民党は、2019年の参議院選挙の際、
広島で大規模買収事件があった件で、
党支部から提供された1億5000万円について
買収には使われていなかったと発表しました。

 

河井被告については、
一審で懲役3年の実刑判決を受けているので、
買収があったということは、
司法が判断しています。

 

選挙のタイミングで入金された
1億5千万円ものお金が、
その時、行われた買収に使われていない
なんて、考えにくいです。

 

別の口座に入金されたまま、
その金額が動いていないのであれば
それは使っていないことは明確です。

 

しかし、そうでない限りは、
「一円たりとも買収資金に使っていない」
と言われても、信じられません。

 

そもそも、お金を使う時に、
これは○○からもらったお金なんて
考えないですから・・・

 

この問題をこれ以上、
長引かせないための苦しい説明だと
私には思えます。

 

モリカケ問題も桜を見る会問題も
ハッキリしたような
ハッキリしていないような解決をしています。

 

今回の1憶5000万円も、
ハッキリしたような
ハッキリしていないような話です。

 

いつもブログに書いていますが、
3回続けば、それはパターンです。

 

自民党には、
問題をあいまいなまま
うやむやにするというパターンが
あるようです。

 

犯罪を助長するようなことは
したくはありませんが、
現実的には、
政治にはパワーが必要なので、
強引さがあってもよいと思います。

 

ただ、それは、
国民のためであって、
議員自身のためではありません。

 

どうも、ここのところ、
国民のためなのかな?と
思えないようなことが続いている
ように思います。

 

そんなモヤモヤの中での
自民党の総裁選挙

 

そんな自民党が変われるのか?
を国民は見ていると思います。

 

変わる時にいつも説明しているのが
「タックマンモデル」です。

 

「タックマンモデル」は
4段階に分かれます。

 

①形成

②嵐

③秩序

④成果

 

Uの字の一番下が、②「嵐」です。

 

今、まさに、
自民党の総裁選のU字の谷の
手前にいる感じです。

 

次の総裁を選ぶために
②「嵐」に入ってきた感じです。

 

自民党が変わりたいのであれば、
さまざまな疑惑を表に出して、
一気に浄化する必要があります。

 

それによって、
大きな混乱が起きると思います。
(「嵐」ですね!)

 

その混乱が大きければ大きいほど
大きな変化が起きます。

 

つまり、自民党は生まれ変わります。

 

しかし、混乱を抑えようとしたら、
大きな変化は起きません。

 

自民党は元のままの自民党です。

 

今回の自民党の
1億5000万円の報告を見ていると
どうも混乱を抑えようとしている
ように見えます。

 

②「嵐」で深く踏み込むことなく、
浅く底を打って、
大した「嵐」になることなく、
穏やかに収束しそうな雰囲気です。

 

この調子だと
自民党は変わらないように思います。

 

多くの国民は、
自民党に変わって欲しい
と思っているにもかかわらず・・・

 

では、
どうして変わらないのでしょうか?

 

やはり、それは怖いのです。

 

モリカケ問題や桜を見る会問題や
1億5000万円の問題を
再び、問題にしたら、
周りからどんなことをされるのか?
分かりません。

 

下手をしたら、
自民党を追い出されるかもしれません。

 

だから、
踏み込めないのだと思います。

 

では、どうすれば、
深く踏み込めるのか?

 

それには、
「ビジョン」と「ミッション」
が必要です。

 

谷の向こうに
自民党は生まれ変わる!という
明確な「ビジョン」があれば、
谷をくぐろうとします。

 

そして、谷の底に
自分が自民党を変えるという
「ミッション」)があれば、
谷に向かっても安心感があります。

 

つまり、
どうしても実現したい
「ビジョン」が明確に描けていて、
何のためにそれを実現するのか?の
「ミッション」があれば、
どんなに谷が深くても、
くぐることができるのです。

 

逆の言い方をすると、
「ビジョン」と「ミッション」がないから
谷をくぐれないのです。

 

結局、変われないのは、
「ビジョン」と「ミッション」が
ないからです。

 

それは、私が、組織を
コンサルティングをしている時も同じです。

 

組織のメンバーが、
「ビジョン」と「ミッション」を
共有することなしに
組織が変わることはありません。

 

だから、大事なことは、
組織を変えるコンサルをする前に
「ビジョン」と「ミッション」を
共有できる状態にすることです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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