ナンバーワンに必要でナンバーツーに必要でないもの

緊急事態宣言が解除される
ということで、
菅総理が記者会見を開きました。

 

新型コロナウイルス感染症に関する
菅内閣総理大臣記者会見
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0928kaiken2.html

 

任期が9月末までですから、
おそらく、これが、
総理大臣としての最後の記者会見
になると思います。

 

最後ということもあって、
記者の皆さんからも
「お疲れさまでした!」
という声があったりして、
非常によい雰囲気でした。

 

そんな雰囲気もあって
菅総理からも笑みが見られ、
ようやく、ホンネを聞くことができました。

 

ある記者の方から
こんな相談がありました。

 

総理大臣と
官房長官の違いは何ですか?

 

それに対して
菅総理は、
こんな風に回答していました。

 

最終決定者か?そうでないか?は
ここは極めて重いものがあると思いました。

(自分の決断によって)
多くの国民の皆さんの生活が
変わってしまいます。

最終的な判断者と
そうでない者は大きく違います。

 

8年間も官房長官を務めていただけに
説得力のある話です。

 

何度か、ブログに書いていますが、
リーダーを育てるのは難しいです。

 

しかし、お客様からは、
よく、リーダーが育たない
という相談をいただきます。

 

こればかりは、
解決方法は1つしかありません。

 

リーダーを育てるには、
リーダーにするしかありません。

 

菅総理が答えているように
総理大臣と官房長官は全く違います。

 

決断の重さが違うのです。

 

リーダーが育つというのは、
決断ができるようになるということです。

 

決断をする経験をさせない限り、
リーダーとして育つことはありません。

 

だから、
できるかどうかは別にして
リーダーにするしかありません。

 

当然、最初は、
リーダーとして上手くできません。

 

だからといって、
リーダーを下ろしてしまったら
リーダーとしては育ちません。

 

リーダーを育てるには、
リーダーをやり続けるしかありません。

 

今の時代、正解がない中で
リーダーをやるのは大変です。

 

やってみないと
正解か?どうか?は分かりません。

 

だから、
上手く行ったり、
上手く行かなかったりの中で
学習していくしかありません。

 

失敗もあるということです。

 

ある程度は失敗を許容しながら、
リーダーに任せるしかありません。

 

コロナ禍では、
誰が総理大臣をやっても、
上手く行かなったと思います。

 

ただ、上手く行かないからこそ、
考えていることを
自分の言葉で伝える必要が
あるのだと思います。

 

リーダーとしては
成果を出すまでやり続けるしか
ありません。

 

やり続けるためには、
支持してもらうことが必要です。

 

支持してもらうには、
理解してもらい、
信じてもらう必要があります。

 

信じてもらうには、
どのようにその決断に至ったのか?
(決断の背景)
を伝える必要があります。

 

つまり、
総理大臣(ナンバーワン)には、
決断力が必要なんですが、
それ以上に、
決断の背景を伝えるための
コミュニケーション能力が必要です。

 

菅総理については、
ワクチンの確保や
オリンピック・パラリンピックの開催
外交安全保障の同盟など、
たしかに多くのことを実現しました。

 

しかし、
その背景を伝えて、
理解してもらうだけの
コミュニケーションが足りませんでした。

 

いずれにしても、
菅総理には、本当にコロナ禍の中
大変な役割を果たしていただき
お疲れさまでした
と伝えたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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