私には娘が2人いて、
下の娘が高校を卒業して、
来月4月から大学に行くことに
なりました。
大学受験、
よく頑張ったと思います。
もう昔の話なので、
話しても許してもらえると思うのですが
中学受験の時、
本当に勉強をしなくて、
この娘はどうなることか?
と思っていました。
しかし、こうして、
自分のやりたいことを見つけて
自分の行きたい大学に行く
なんて成長したと思います。
ちょっと、
思い出したことがあります。
中学受験の時、
あまりに勉強しないので、
その当時、お世話になっていた
コンサルタントの師匠である
遠藤さんに相談したことがあります。
遠藤さんは
チームNo.1という
コンサルタントを育てる先生で
その前は、塾の講師をされて
いました。
その遠藤さんに
娘が勉強しないので
どうしたらよいか?
聞いてみました。
そうしたら、
意外な答えが返ってきましま。
「早すぎるんです。」
早すぎるって何ですか?
って聞いたら・・・
やりたいことが見つかれば、
必ず、やすべきことをするから、
今は、やりたいことがないんでしょう!
だから、早すぎるんです!
その時は、
こんなの、
私が聞きたい答えじゃない!
と思ったというのを
思い出したという話です。
でも、まさにその通りで
やりたいことが見つかってから
娘は変わりました。
この話は、以前、ブログで書いた
成人発達理論の話です。
成人発達理論によると、
人の成長を考える中で、
人間性や度量といった
「器」の成長と、
具体的な能力といった
「能力」の成長
があります。
分かりやすく言うと、
「ごはん」と「茶碗」です。
「ごはん」は「能力」で
「茶碗」が「器」です。
「ごはん」をたくさん盛ろうとすると
「器」が大きくないといけません。
だから、「能力」を付けようとすると
「器」を大きくしないといけません。
しかし、残念ながら、
人間は「器」を認識できません。
ごはんを食べる時に、
ごはんを食べようと思いますが、
器を取ろうとは思わないように・・・
それくらい
「器」は無意識になっています。
そこで、
能力を身に付ける時の話です。
ある程度までは、
今までの「器」で
「ごはん」を盛ることができます。
しかし、ある程度までいったら、
今までの「器」では、
「ごはん」が盛れなくなります。
そこで初めて、
「器」を変えようと思います。
何が言いたいか?というと
これ以上盛れなくなって、
初めて「器」を意識できるのです。
私は、昔は、娘に
「ごはん」をたくさん盛ろうと
していました。
「そんな器じゃ、小さいから
もっと大きくしろ!」
と言っていました。
しかし、娘は、
「器」を認識できていないので、
大きくしようとなんて思いません。
しかし、大学受験を迎え、
自分で「ごはん」を盛ろうとした時に
初めて「器」の小ささに
気付いたのだと思います。
これは、部下を育てる時も
同じだと思います。
育てる側として
どうしたらよいのか?
というと・・・
直接できることはないのですが、
「ごはん」を増やしていくことです。
つまり、できることを増やす
ということです。
できることを増やすには、
「強み」を活かすしかありません。
どんな時でも成果を上げられるのが
「強み」です。
だから、
本人の「強み」を活かせるような
経験をしてもらうことです。
好きなことをしてもらう
ということです。
好きなことをしてもらうって
なんか、甘やかしているように
思うかもしれません。
しかし、
自分の「強み」を活かして
成果を上げられるようにすることが
人が生き抜いていくために
大事なことだと思います。
エラそうに言っていますが、
結果的にうまくいっただけで
最初からわかっていたわけでは
ありません。
めちゃくちゃ不安でした。
でも、それがまさに、
自律的であるということで、
コントロールできているうちは
自律的ではありません。
つまり、
自律的であるというのは
コントロールできないということです。
だから、
自律的な人を育てるためには、
不安も受け入れることも必要です。
そういう意味では、
自律的な人を育てるには、
その不安を受け入れるだけの
「器」が求められている
ということなんだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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