欧州連合(EU)が、
上場企業に女性役員を全体の33%以上
登用することを義務付けする法案を
成立させるそうです。
こういう話になると、
割合で女性役員を登用するのではなく
能力で登用すべきだ!
と言われるかもしれません。
たしかに、
女性役員の人数が足りないから、
役員としての能力がなくても、
役員に登用するのは、
おかしな話だと思います。
しかし、
今のままで
女性役員は増えるのでしょうか?
というか、そもそも、
なぜ、女性役員を増やさないと
いけないのでしょうか?
私は、女性役員を増やすことは、
企業が生き残るために
必須なことだと思います。
というのも、
ここ10年ぐらいで、
新入社員として、
女性がたくさん入社している会社が
増えていると思います。
そして、
若手の女性社員の割合は
年々増えている会社が増えている
と思います。
そんな彼女たちが、
今や30代になっていると思います。
そんな彼女たちが、
自分達の5年後、10年後の姿を
イメージした時に
今以上に活躍できる場がなければ、
会社に残ろうと思うでしょうか?
その彼女たちに
この会社に残って欲しいと
本気で思うのであれば、
会社に残りたいと思えるビジョンを
示すべきだと思います。
そう考えた時に、
33%、つまり、
3人に1人が女性役員というのは
分かりやすいビジョンだと思います。
そんなの現実的ではないと
言われるかもしれません。
しかし、
制度を考える時に大事なことは、
現在を起点に考えるのではなくて、
5年後、10年後を起点に考えることです。
5年後、10年後を起点に考えると
今よりも、女性社員の割合は
増えているはずです。
さらに、
労働力人口が減っているので、
女性を活用しなければ、
人材が足りなくなります。
つまり、
よき話として、
女性を活用しようというのはなくて
現実問題、女性を活用しないと
会社を維持できなくなります。
5年後、10年後は
そんな世の中になっています。
そう考えると、
今から始めないと間に合わないと
思うのです。
未来のことを考えているのに
今を起点に考えても適切に判断できません。
未来のことは、
未来に起点を置いて考える必要が
あるのです。
それは、会社もそうなんですが、
個人としても一緒です。
5年後、10年後、
自分がどうなっていたいか?は、
いったん、今を忘れて、
5年後、10年後になったつもりで
考える必要があるのです。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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