人を育てるにはこれしかない!

NHKの和久田麻由子アナウンサーが
今夏の出産を迎えるそうで、
後継者の育成に力を入れているという
記事をネットで見ました。

 

和久田アナウンサーと言えば、
「紅白歌合戦」
「東京五輪の開会式」
「ニュースウオッチ9」の
メインキャスターを務めていた
看板アナウンサーです。

 

看板アナウンサーが抜けるのは、
NHKにとっては痛手です。

 

その穴を埋めるべく、
4人の若手の女子アナウンサーを
抜擢しているそうです。

 

組織作りの相談を受ける中で
一番悩ましいのは「人材育成」です。

 

人を早く育てたいと言われるのですが、
人はそんなに急には育ちません。

 

人は常に遅れるのです。

 

それに対する唯一の解決方法は、
早めに手を付ける!

 

これに限ります。

 

では、どうしたら、
早めに手を付けられるのか?
というと・・・

 

上がいなくなることです。

 

上がいる限り上に頼ります。

 

上がいなくなると
上の仕事をやらなくてはなりません。

 

そうなると否応なしに
下に任せるしかなくなります。

 

そう考えると、
先輩女性社員が、
産休育休を取って抜けるということは
ポストが空きやすくなる・・・

 

つまり、
女性の方が
より多くのチャンスが
めぐって来ることになります。

 

結局、人は、
やりながらでないと学べないので、
やってみることが成長につながります。

 

一方、男性は、
なかなかポストが空きません。

 

いつまで経っても
先輩がいなくならないので、
ポストが空きません。

 

上の仕事の経験ができません。

 

さらに、この世の中、
女性の管理職を増やす傾向にあります。

 

そうなると、
上はいなくならない、
女性は増えてくる・・・

 

若手の男性社員の成長の機会が
減って行くように思います。

 

気付いたら、管理職は、
おじさんと女性だけなんてことに
なっているかもしれません。

 

若手の男性社員も育てていかないと、
おじさん管理職が定年になっても
若手が育っていないということに
なりかねません。

 

任せないと育たないし、
任せるとスピードが遅くなる・・・

 

よっぽどのことがないと、
会社はスピードを選ぶので、
人が育たなくなるというのが、
構造的な問題です。

 

この構造を変えることが、
人を育てる上で大事なのです。

 

私がコンサルに入った時に
考えるのは、
次に任せる人は誰か?
ということです。

 

その次に任せる人に
いかに上の仕事をしてもらえるのか?
を考えます。

 

そのためには、
上の人に次の仕事を作って
上の人にはいなくなってもらいます。

 

結局、人を育てるには、
これしかないんだな!と思います。

 

いかに、上司が今の仕事を手放して、
部下に任せるか?

 

それで上手く行かないなら
上手くいくやり方を考える。

 

それでも上手く行かないなら
時間をかけてでも、
上手くいくようにする!

 

実際にやるのは大変ですが、
結局、これしかないんです。

 

ということは、
とにかく任せるしかないということです。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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