目標は与えてもやらない

先日から、お客様のところで、
新たにコンサルティングが
スタートしました。

 

コンサルティングを始める時に
いつもやってもらうのは、
ゴールをイメージしてもらう
ということです。

 

コンサルティングでも
問題解決でもそうなんですが、
なんとなく始めてしまいます。

 

なんとなく始めると
目の前の目標に着手しようとします。

 

目の前の目標というのは、
売上目標とか利益目標です。

 

売上目標や利益目標を
目指すことが悪いわけでは
ありません。

 

では、何が問題か?というと・・・

 

数字だけ言われても、
イメージができない
ということです。

 

数字ってイメージできないのです。

 

例えば、
売上1億円を目指すと言われても
実際に1億円のお札を積み上げる
わけでもないので、
売上1億円のイメージはできません。

 

人はイメージできないことは
実現できないので、
1億円の売上目標は達成できません。

 

では、どうしたらよいのか?
というと・・・

 

1億円の目標が達成した時に
自分達がどうなっているか?
をイメージしてもらえれば良いのです。

 

自分達がどうなっているか?
というのは・・・

 

どんな働き方をしているか?
どんな表情で働いているか?
お客様との関係はどうなっているか?
をイメージしてもらうということです。

 

それをシェアしていくと
同じようなイメージになります。

 

そのうえで、
その状態にするには、
何を目指せばよいのか?について
話し合ってもらいます。

 

チームで成果を出すために
大事なことは、
みんなで目指すものは、
1つに集中するということです。

 

それぞれが別々のものを目指すと
力が分散するので、
大きな目標を達成できなくなるからです。

 

そうした時に、
何を目標するのか?を決めるのが
難しいです。

 

なぜなら、それぞれ、
目標としたいものが違うからです。

 

特に数字以外のものを
目標にすると
達成できたか?できなかったか?が
わかりません。

 

これではチームは一体になりません。

 

そうすると、
共通して目指すべきは、
どうしても数字になるのです。

 

数字という明確なものを使って
コミュニケーションを取らないと
成果が出ないのです。

 

だから、
数字を達成したいのではなくて、
便宜上、数字を使っているだけで、
本当に達成したいものは、
別にあるのです。

 

こんな風に、
自分達で話をしていってもらうと、
結局、目標を数字で表現しないと
共有できないよね!
という話になります。

 

ここで初めて、目標が決まります。

 

目標を上から与えてしまうと
このプロセスをすっ飛ばしてしまいます。

 

それでは、腹落ちしないのです。

 

自分で決めれば自分事

 

他人が決めたら他人事

 

結局、目標は自分で決めることが
大事なのです。

 

もちろん、会社として
経営上、生き残るために
必要な目標数字があると思います。

 

それは、
自分達で決めた目標数値を活用しながら
会社から与えられた目標を
どうやって達成するか?
を考えればよいのです。

 

結局、どこまで行っても、
会社の数字は自分の数字にはなりません。

 

自分で考えて決めるから
自分の数字になるのです。

 

いったんは、自分で数字を決めて、
それを達成するところから始めないと
会社の数字なんて達成できないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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