2022年7月15日、
トヨタから新型クラウンが
発表されました。
今までのオジサン臭い
セダンからSUVなど4種類の
クラウンが登場しました。
「いつかはクラウン」という
キャッチコピーがあったように
高級車の代名詞のようなクラウン
しかし、いまや、
トヨタの高級ブランド
レクサスがあり、
セダン(4ドア)だけが
高級車ではなくなってきました。
そんな中で
クラウンという車の存在価値が
なくなってきていました。
そこで、今回、
トヨタは思い切って、
クラウンをSUVを含めた
4種類のクラウンを開発しました。
セダンに乗りたい人も
SUVに乗りたい人も
クラウンに乗れるようになりました。
クラウンがクラウンでなくなって
しまうぐらいの大きな変化です。
よくも、
ここまで思い切ったことが
できたと思います。
発表記者会見でも、
豊田章夫社長は、
開発チームとはなかなか話が
かみ合わなかったのですが、
今回なんとかいいものを作ることができた
と言っています。
また、開発チームも
我々にも”クルマの開発には
自分たちのほうが詳しい”
という自負がありましたから、
豊田社長は穏やかに言いましたが
実際にはかなり強く話し合いました(苦笑)。
実際に何度も話すことで
相当よくなったと思います
と言っています。
どんな組織でも、
変化を起こそうと思ったら、
抵抗にあうのです。
しかし、そこで、
あきらめずに話し合うことで、
より良いものが作れるのです。
この話し合える社風が大事です。
社長の顔色を窺っている組織では
これはできません。
社長の言うとおりにしていれば、
安全から余計なことは言いません。
良いものを作るよりも
社長から怒られないことを優先します。
それで良いものが
できるわけがないのです。
では、トヨタでは
なぜ、それができたのか?
それは・・・
社長が作りたいものを
作っているのではないからです。
トヨタは幸せの量産を
というミッションを掲げています。
トヨタフィロソフィー
https://global.toyota/jp/company/vision-and-philosophy/philosophy/
そのミッションを実現する車を
トヨタは作るんだ!
ということが、明確だから、
社員が社長に何だって言えるのです。
ミッションの前では、
社員も社長もないのです。
これができるのは、
社長と会社を切り離している
からです。
このミッションは、
社長のミッションではなく
会社の、社長と社員の
ミッションなのです。
社長に言われてやるのではなく
ミッションを実現するために
やらなくちゃ!
と思えるようにすることが
大事なのです。
そのためには、
社員みんなが実現したいと思う
ミッションにしないと
会社は変わらないのだと思います。
今回のクラウンの
モデルチェンジを見て、
トヨタは変われることを示しました。
しかし、車を取り巻く環境は
大きく変わっています。
私はテスラオーナーなので、
いつもテスラの話をしますが、
テスラ以上に
中国勢、韓国勢の車メーカーが
台頭しています。
こんなに変わっているトヨタでさえ
もっと変わらないと生き残れない…
それくらい
時代の変化が早いのだと思います。
変わらなくちゃを変えなくちゃ
と言われてきましたが、
これからは、
変わらなくちゃを変えなくちゃを
変えなくちゃいけない時代になった
のだと思います。
まずは、社長が変わることですが、
社員も変わらないと、
組織は変われないのです。
そのための組織開発であり、
チービルディングだと思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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