傾いた組織を立て直す方法

昨日のブログで
組織のために個が犠牲になり、
個がつぶれて、
組織はダメになっていくという
話をしました。

 

こうなってしまった組織を
どのように立て直したらよいのか?
について書きたいと思います。

 

いつもブログに書いているように
組織の成果は「SSR理論」です。

 

「SSR理論」とは、
Strength(人材力)
Structure(組織力)
Relation(関係力)

 

この3つの頭文字の略です。

 

この3つを掛け合わせて
成果を出すのがマネジメントです。

 

「人材力」×「組織力」×「関係力」

 

「人材力」
チームにどのような
「強み」を持った選手がいて、

 

「組織力」
その「強み」を活かすための
戦略やルール、目標を作って、

 

「関係力」
戦略を実行しながら、
コミュニケーションを取りながら
成果を形にする

 

これは、
組織で成果を出す時の
チームビルダーの普遍の公式です。

 

組織を立て直す時も
この公式が当てはまります。

 

この順番が大事なのです。

 

まずは「人材力」です。

 

会社を立て直したいと
思っているメンバーを集める
ということです。

 

できれば、若い人がいいです。

 

なぜなら、この先10年、20年、
この会社で働くからです。

 

一度失った信頼は簡単には
取り戻せません。

 

長い時間軸で見れる人が必要です。

 

そうなると、長くかかわれる
若い人の方が望ましいというわけです。

 

次は「組織力」です。

 

会社を変えたというメンバーを集めて、
「ビジョン」を作ります。

 

5年後、10年後、
会社がどうなっていればよいのか?

 

共通の「ビジョン」を作って
その「ビジョン」を達成するための
計画を作成します。

 

計画ができれば、
長期、中期、短期の目標が決まります。

 

何をやったらよいのか?が決まれば
目標達成のためコミュニケーションが
始まります。

 

これが、3つ目の「関係力」です。

 

ここで大事なことは、
共通の「ビジョン」の達成のために
コミュニケーションを取るということです。

 

ここで、共通の「ビジョン」がないと
優先順位が決まりません。

 

組織を立て直す時には、
やるべきことばかりなので、
優先順位がないと、
何をするのか?でモメます。

 

共通の「ビジョン」があることで
優先順位が決まり、
何からやればよいのか?が
明確になります。

 

やることが明確に決まれば、
無駄なことをしなくなって、
成果が上がります。

 

こうして書くと、
この順番でやるのは、
当たり前のことのように
思われるかもしれません。

 

しかし、実際は、
社内の業務プロセスを変えたり、
人事制度を変えたり、
ルールを変えたり、
「組織力」から手をつけることが
多いです。

 

「組織力」を変えても、
やる人(「人材力」)が変わらないので
同じ結果にしかなりません。

 

残念なことに、
人は簡単には変われないのです。

 

違う成果を上げたいのであれば、
やる人(「人材力」)を変える必要が
あります。

 

ただ、やる人(「人材力」)を変える
と言っても簡単ではありません。

 

今回、排ガス虚偽報告問題を
調査した特別調査委員会が行った
アンケートへの回答率が
わずか22.6%だったとのことです。

 

外から見ていると
日野自動車は相当深刻な状態に
あるように見えます。

 

しかし、
中から変えようとする人は、
わずかの22.6%しかないのです。

 

でも、だからこそ、
ここまでの問題になるのです。

 

そういう意味で、
組織を変える「人材力」は
常に少数派です。

 

この22.6%が、
組織を立て直す「人材力」に
なりえるのか?

 

それは「組織力」にかかっています。

 

では、どのような「組織力」が
必要になるのか?

 

長くなったので、
それは、次回、書きたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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