目的が伝わるということ

前回のブログで、
目標の話をしましたが、
最近、コンサルティングをして
思うことは・・・

 

目的と目標がつながっていない!
ということです。

 

組織が上手くいっていないのは、
ほとんど、これが問題!だと
断言してよいと思います。

 

この話をするには、
「目的」と「目標」の違いを
理解することが必要です。

 

「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。

 

「目的」を達成するために
「目標」があります。

 

「目的」と「目標」はセットです。

 

たとえば、社長が
800という「目的」を達成しようと
しているとします。

 

すると、社長は、
「目的」(800)を達成するために
A部長とB部長に、それぞれ
400という「目標」を与えます。

 

すると、A部長にとって
その400は「目的」になります。

 

A部長は、
「目的」(400)を達成するために
C課長とD課長に、それぞれ
200という「目標」を与えます。

 

すると、C課長にとっては、
その200は「目的」になります。

 

C課長は、
「目的」(200)を達成するために
E社員とF社員に、それぞれ、
100という「目標」を与えます。

 

すると、
E社員にとって、
その100は「目的」になります。

 

E社員は、
「目的」(100)を達成するために
頑張って仕事します。

 

このように、
目的と目標が連鎖していれば、
最終的に、社長の目的(800)は
達成します。

 

下から、積み上げていけば、
800になるからです。

 

本来、目的と目標は、
このようになっているはずです。

 

当たり前の話だと思います。

 

今回の例は、
数字だから分かりやすいと思います。

 

これが、
会社の目的ならどうでしょう?

 

たとえば、
ラーメン屋さんだとして、
人気が出てきて、
徐々にお店が増えてきて、
お店に行列が絶えないとします。

 

そこで、社長が、
日本一のラーメン屋を目指す
とします。

 

そうなった時に
各店舗から見て、
会社の目的と各店舗の目標は
つながるでしょうか?

 

おそらく、
各店舗の店長は
行列に並んでいるお客様を
満足させるだけで精一杯です。

 

現場は常に現実に引っ張られます。

 

だから、社長が、
大きな目的を掲げれば掲げるほど、
会社の目的と現場の目標は、
つながらなくなります。

 

つまり、
会社の目的と現場の目標の間が、
ぽっかりを抜けることになります。

 

するとどうなるのか?
というと・・・

 

現場の目標の目的が
抜けているので、
何のために仕事するのか?
分からなくなります。

 

社長にしたら、
大きな目的を掲げているから、
伝わっていると思っているのです。

 

たしかに、
大きな目的は伝わっています。

 

しかし、
会社の目的と現場の目標の間が、
ぽっかりを抜けているので、
現場にしたら自分の目的が
わかりません。

 

会社の目的はわかっていても
自分の目的がわからないので
結局、何のために仕事をするのか?
わからないのです。

 

これが目的が伝わっていない
ということです。

 

では、どうしたらよいのか?
というと・・・

 

会社の目的と現場の間の
ぽっかり空いた隙間を埋めることです。

 

会社の目的を実現できるように
目的と目標をつなげながら
下ろしていくことです。

 

目的目標がつながるというのは、
100+100=200、200+200=400
みたいな話です。

 

つまり、どうやって、
会社の目的を達成するのか?
イメージできるように
伝えることが必要です。

 

ラーメン屋さんでいうと
まずは、渋谷で一位になって、
次に東京で一位になって、
次に札幌と福岡で一位になって、
次に名古屋、大阪で一位になる
みたいな話です。

 

つまり、
会社の目的を達成する
道筋を示すということです。

 

そう考えると、
意外と示せなかったり
するんですよね!

 

ここを示せるようにしないと
会社の目的は達成できないのです。

 

これも当たり前の話なんですけどね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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