岸田総理は、昨日、
衆議院本会議で所信表明演説を行い、
物価高対策や賃上げなどに
最優先に取り組む姿勢を表明しました。
その中で、
「リスキリング」の支援に
5年で1兆円を投じると言っていました。
「リスキリング」
初めて聞きいた言葉です。
どんな意味なのか?
調べてみました。
経済産業省の資料によると・・・
新しい職業に就くために、
あるいは、
今の職業で必要とされる
スキルの大幅な変化に適応するために、
必要なスキルを獲得する/させること
リカレント教育と同じかな?
と思ったら、
リカレント教育は、
職を離れることを前提としているので、
働きながら学ぶ「リスキリング」とは
異なるとのことでした。
なるほど・・・
Re スキル ing
なんですね!
つまり、
仕事で成果を出し続けられるように
もう一度、スキルを身に付けましょう!
という意味なんだと思います。
IT技術の進歩により
10~20年後に半分近くの職業が
なくなると言われているので、
それは当たり前なのかもしれません。
そういう意味で、
新しい仕事に対応できるように
スキルを学び直す必要があるのです。
つまり、
学び直さない人は
仕事を失う可能性がある
ということです。
そのため、国として
5年間で1兆円の予算を付けた
ということです。
今後、
「リスキリング」の研修なんかが
増えていくと思います。
ただ、いつも言っているのですが、
研修ではスキルが身に付くことは
ありません。
私も研修講師をやっていて、
言うのもなんなんですが・・・
大事なことは、
学んだことを現場で使うことです。
「分かったこと」と
「できること」は違います。
分かってから
できるようになるには、
やってみることが必要です。
そして、
やってみると失敗をします。
しかも、
「リスキリング」は
「非連続系」と言われています。
今までにない仕事や
できる人がいない仕事を
できるようになることを求められます。
つまり、ほぼ初めてのことを
学ぶことになります。
そのときに失敗は避けられません。
つまり、「リスキリング」には
失敗がつきものです。
失敗を許容して、
何度もチャレンジできる組織でないと
「リスキリング」は上手く行きません。
また、「リスキリング」しても、
そこでは「新人」として働くわけです。
よっぽど柔軟性が高くなければ、
新しい仕事に馴染めないのではないか?
と思うのです。
これは、いつも、
ブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。
「リスキリング」にどれだけ
お金を投資しても、
やりたいことでないと上手くいかない
と思うのです。
やりたいことでないと、
失敗を乗り越えて続けられない
からです。
そういう意味で、
「リスクキング」をする前に
その人自身が、いつまで働きたいのか?
どんな仕事をしたいのか?
どんな人生を送りたいのか?
といったものを明確にする必要があります。
そこから始めないと、
「仕事がなくなるよ!」と脅したことろで
「リスキリング」しようとしない
のではないか?と思うのです。
つまり、個人のキャリアプラン
いや、ライフプランを明確にする
ところから始める必要があるのです。
ただ、ここには、
国は費用をかけないでしょうから
会社でやらないといけなんだと
思います。
そして、
そこに費用をかけられる会社も
少ないんだと思います。
そうすると、
スキルだけ学ぶ機会を作っても
上滑りします。
「リスクリング」なんかに
飛び付いてもうまくいかなんじゃないか?
って思ったりしています。
愚痴っぽくなりましたが、
結局、人はできることしかできないので
自分の身の回りで、
できることから始めたいと思います。
それは、
こうしてブログを書くことかな?
なんて思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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