長友問題を考える

サッカーワールドカップが
いよいよ来月から始まります。

 

日本の初戦は
11月23日のドイツです。

 

先日も、
アメリカとコスタリカと
練習試合を行いました。

 

アメリカ戦では完勝、
人を入れ替えたコスタリカ戦では
なんとか同点で終えることが
できました。

 

戦略を選手任せにしているから
人を入れ替えたらうまく行かない
というのは必然だと思います。

 

そんな中、
エクアドル戦で
安定的な守備をした長友が
こんなことを言っています。

 

僕は『オッサン』と言われ、
『長友は衰えたから、もういらない』
と言われ、散々言われてきましたが、
僕は確信がある。

強い相手になればなるほど、
価値を示せると。

自分は信じていたんですけど、
『そろそろ信じてもらっていいですか?』
って言いたいですね(笑)

 

これが「できる人」の
典型的なコメントだと思います。

 

長友選手ができるのは、
分かっているのです。

 

長友選手は
イタリアのインテルで
プレーしていたのですから・・・

 

長友選手がダメと言っている
のではないのです。

 

長友選手がいると、
次の選手が育たないからダメだ
と言っているのです。

 

個人のことを考えれば、
長友選手の言っていることは
正しいと思います。

 

しかし、
チーム全体で考えた時に
どうか?という話です。

 

今回のワールドカップは、
長友選手で戦ったとして
次はどうしますか?
という話です。

 

そう考えると
世代交代のことも
考える必要があります。

 

どの会社でも
どのタイミングで若手に任せるのか?
が難しい選択だと思います。

 

目の前の成果をとれば、
ベテランに任せた方がいいです。

 

しかし、それだと
次の世代が育ちません。

 

成果を上げることと
人を育てることのバランスが
悩ましいです。

 

理屈的には、
余裕があるうちに
若手に任せるのが正解です。

 

しかし、常に余裕がない状態で
任せられないというのが
現実だと思います。

 

ただ、残念ながら、
任せられるタイミングなんて
いつまで経っても、やってきません。

 

だとしたら、
ベテランも若手もいる
「今」しかないのだと思います。

 

ベテランがいなくなっても、
若手もすぐにはできるように
なるわけではありません。

 

若手ができるようになるには
時間がかかります。

 

また、そもそも、
若手がいなくては、
任せることもできません。

 

ベテランも若手もいる「今」しか
任せる時はないのです。

 

ただ、問題は、
若手に譲ることを
ベテランが納得するか?です。

 

そうなった時に
ベテランに視野を広く
持ってもらう必要があります。

 

自分がいると、
若手が伸びないなと・・・

 

その時に、
やってはいけないのは、
ベテランを責めることです。

 

ベテランを責めたら、
ベテランは自分が正しいことを
証明しようとします。

 

そうなると、
ますます自分に矢印が向きます。

 

自分に矢印を向くと
視野を広く持てなくなります。

 

すると、ますます、
若手に譲ろうとしなくなる。

 

これが『長友問題』です。

 

この長友問題を解決するには、
ベテランを責めてはいけないのです。

 

ベテランに自分のことよりも
会社の将来を感がてもらう必要があります。

 

自分がいなくなっても
お客様や社会に必要とされる会社に
なるために、どうなっていたら良いのか?

 

人をコントロールしても
うまく行きません。

 

目標にコミットしてもらうことで
一緒に目標達成をしようと
思ってもらうことが
大事だと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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