若手社員をどうやって戦力化するのか?

先日、リクルートワークス研究所が
行った調査結果が公表されました。

 

「ゆるい職場」と若手の研究
https://www.works-i.com/project/youth.html

 

その調査結果によると、
大企業に勤める新入社員が退職する
一因に「ゆるい職場」があるとのことです。

 

厳しくすると辞めてしまうので
緩くする・・・

 

緩くすると厳しくないといって
辞めてしまう

 

いったい
どうしたらよいのでしょうか?

 

最初は緩くても
どこかで厳しくする必要が
あると思います。

 

負荷をかけないと
成長できないのは明らかです。

 

では、どのタイミングで
負荷をかけたらよいのでしょうか?

 

それは本人に決めてもらうのが
よいと思います。

 

本人に決めてもらうためには、
たずねないといけません。

 

この時に大事なことは、
相手に断られることもある前提で
たずねるということです。

 

こんな時に有効なのが、
DESC(デスク)法という会話術です。

 

DESC法は、
以下の言葉の頭文字を取って
名付けられました。

 

Describe(描写する)」
自分が対応しようとする状況や
相手の行動を描写する。

 

Express(説明する)」
状況や相手の行動に対する
自分の主観的気持ちを表現したり、
説明したり、相手の気持ちに
共感したりする。

 

Suggest(提案する)」
相手に望む行動、妥協案、解決策など
の提案をする。

 

Choose(選択する)」
肯定的、否定的結果を考えたり、
想像したりし、
それに対してどういう行動を
するのか選択肢を示す。

 

具体的に、
部下に休日出勤をお願いする場面で
DESC法を使ってみたいと思います。

 

Describe(描写する)」

2週間たったけど、
今月の売上が
50%に行っていないんだよね!
今度の祝日、お休みだったけど、
お店を営業したいと思うんだよね!

 

Express(説明する)」

急に出勤してとお願いされても、
困ると思うんだけど、
なんとか売り上げ目標を達成して、
お店を盛り上げていきたいんだよね!

 

Suggest(提案する)」

今度の祝日に
出勤してもらいたいんだけど、
出勤可能かな?

 

Choose(選択する)」

出勤ができるなら、
翌週以降で連休になるように
お休みを取ってもらいたい
と思っているんだけど、
どうかな?

 

これのポイントは、
説得ではないと言うことです。

 

相手が断ることがあることを
前提で、たずねています。

 

だから、最後が、
Choose(選択する)」で
終わるようにしてあります。

 

つまり、本人に決めてもらう
前提で投げかけをしています。

 

このように話した結果、
休日出勤するか?しないか?
それは本人次第です。

 

このように繰り返し
たずねていると
いつか休日出勤するかも
しれません。

 

実際、休日出勤してみて
意外と大丈夫なら、
次があるかもしれないし、
やっぱり、イヤなら、
しばらくないかもしれません。

 

いずれにしても、
本人を取り巻く環境は変化しています。

 

上司があきらめずに
チャンスを与える限り可能性はあります。

 

私が問題だと思っているのは、
上司が最初からあきらめて、
スイッチが入るチャンスも与えないことです。

 

ゼロはいつまでたってもゼロです。

 

どこかで、
ゼロからイチに変えないといけません。

 

それには、上司が
チャンスを与え続けるしかないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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